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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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キンモクセイ

投稿日:2009-10-12

きょうも快晴でした。先日の台風にうって変わって、この3連休はいいお天気でしたね。 名古屋市内は大した被害もなくおさまりましたが、知多や半田市方面ではたいへんだったようです。台風で被害にあわれた方々にとっては、たいへんな連休で あったことでしょう。巷では新型インフルエンザの流行で、学級閉鎖や学年閉鎖の中高も多く聞かれるようになりました。でもそんなこともよそに、行楽地は大 勢の人々で賑わっているし、街は活気を帯びていますね。
今夜いつものように夕食後の散歩をしていたら、公園のキンモクセイがいっせいに花開いたようで、とてもいい香りを放っていました。

私は先週末に御岳に上って、とてもきれいな三段紅葉を見てくることができました。 紅葉などの旬な時期にお天気にも恵まれて、こうした自然の美しい眺めに遭遇するというのはなかなか有りそうでないことなので、とてもしあわせな気分でし た。 雲ひとつない快晴で爽快でしたが、7合目から8合目の登山はなかなかにキツく、もう御岳はこりごり、などと思いつつ登っていったのですが、あまりにいいお 天気についつられて更に9合目近くまで上がりました。三段紅葉と白いダケカンバの対比が美しく、目を見はるものがありました。下山してくる人によると「頂 上まであがると富士山が見えた」そうで、がんばりたかったけれど、タイムアウトでした。

自然と対話できる時間は、私には必須のようです。
こうして自然音に触れるひとときのあと、ピアノの音に触れると、倍音に敏感になることができて、響きが豊かになります。

このところ教えている曲をざっとあげると、初心者、初級者レッスン者の楽譜やバッハやモーツァルト、ベートーヴェンはもちろん、ブラームス:ラプソディ第 1番、シューマン:幻想小曲集、ウィーンの謝肉祭の道化、シューベルト:即興曲作品142-4、ショパン:エチュード作品10-4、10-12、スケル ツォ第1番、ポロネーズ第6番、ノクターン第3番、ラフマニノフ:プレリュード作品32-12・・・etc. レパートリーの曲でさえも教えていていろんな発見があるもの。手がけたことのない曲のほうが先入観なく解説しやすいこともあったりする。いずれにしても楽 譜を丹念に読み明かし、生徒たちのレベルに合わせて語り継いでゆくには情熱と集中力あるのみ。皆、試験やコンクール、それぞれの発表会などを目指してい て、仕上げの時期もまちまち。・・・そんななか、今自分はハイドンやクレメンティなどのソナタに集中している。ピアノというよりピアノフォルテ、クラ ヴィーアの響きの時代で、ロマン派以降の作品も結局は同じではあるけれど、比べてもっと音一つひとつに集中して、勘をめぐらせ倍音の響きを嗅ぎわけ、単純 な音階的パッセージやシンプルな和音の変化に集中しないと音楽になりません。
だから自然音と戯れる時間が、私にはとても心地よく響きます。

夏が短かった分、心地よい秋晴れが続いてほしいですね。
ひと足はやい紅葉を、皆さまに写真で送りします。

 

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