レッスン楽器


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八王子みなみ野七国のピアノレッスン 音楽教室クレッシェ


インタビュー

母も叔母もピアノの先生。
物心ついたときにはピアノで遊んでいた。

先生のピアノとの出会いを教えてください。
  • 浜中 絵美
    (はまなかえみ)
  • 国立音楽大学付属音楽高校を卒業後、国立音楽大学音楽教育学科へ入学、ピアノと声楽を学ぶ。
  • 1997年、山梨県にて教室を開く
  • 2000年より、町田市ピアノコンクール、ピティナピアノコンペティション等のコンクール指導をはじめる
  • 2012年、東京都八王子市に転居。新たに教室を開講
  • 現在、リトミック研究センターにて、リトミック指導についても勉強中
  • 全日本ピアノ指導者協会会員
母も叔母もピアノを教えていて、物心ついたときにはピアノで遊んでいました。祖母が経営していた幼稚園にもピアノがあったので、自分が行くところ行くところに常にピアノがあったという感じです。
母は自宅でピアノを教えていたのですが、お兄さんやお姉さんたちが、「こんにちは」と言いながら来て「さようなら」と帰っていく。そういう姿がうらやましくて、自分も家の玄関で真似していた記憶があります。それで外に習いにいきたいと、叔母のところでピアノを習うようになりました。4歳くらいのときです。
ずっと叔母さまから指導を受けていらしたんですか。
その後は母に教わるようになりました。母は自分が子どものときに放ったらかされて後々大変だったというのが身に染みていたようで、小学生になってほかの先生に習うようになってからも朝練を強制的にやらされました。集団登校や友達と遊ぶ約束よりもピアノの練習が優先だったので、親子で衝突することも多かったと思います。
それでもピアノそのものを嫌いになることはありませんでした。ピアノも音楽もずっと好きでした。ただ練習曲が嫌いで、自分が大人だったら子どもにこういう曲は弾かせたくないなと思っていたくらいです。当時は練習曲の大切さがわからなかったんですね。メロディーが美しいとか歌うような曲とかバッハのように美しい響きの曲など、子どもながらに曲の好みやこだわりを持っていました。
大人になってから、朝練は効果的だということに気がつきました。習慣づけることも大切です。実は今、自分の子どもにも朝練をさせているんですよ。今の子どもたちの方が何かと忙しいので、朝の方が時間を作りやすくていいのかなと思います。
ほかにも印象深い先生はいらっしゃいますか。
母に習った後、小学3年生から中学卒業くらいまでは母が昔習っていた先生に習うようになりました。私にとって初めての身内以外の先生だったので、会う前に母から当時の写真を見せてもらって、イメージを膨らませてわくわくしていました。でも、会ったときに「写真と違う!」と失礼なことを思ってしまって。よく考えたら、母の子どものときから20年以上経っているので当たり前なんですけど(笑)。
その先生はすごく厳しい方でしたが、今までに出会った先生のなかで一番大きな存在で、影響を受けた人です。 生徒に合わせるというよりは、できなければできるまでとことんやらせる、テクニック面でも練習の仕方でも徹底的にやらせるという感じの先生でした。
ピアノだけにとどまらず、合唱やオペレッタ、歌心みたいなものも育ててもらい、ピアノの演奏だけでなく総合的にいろいろなことを吸収させていただいたと思います。
練習が終わったあとの、お茶の時間や犬と遊んだりする時間も楽しかったですね。音楽以外の話もたくさんして、コミュニケーションが充実していたと思います。そのときの経験が、今取り組んでいるトライアングルレッスンに生きているのかもしれません。
その後どういうきっかけでピアノの先生を志したのでしょうか?
中学生の頃、自宅にあった大村典子先生の「ヤル気を引き出すピアノのレッスン」という本を読んで、感銘を受けたんです。私もこんな先生になりたいって、ファンレターまで出しました(笑)。
それまでは、自分が人にものを教えるなんてできないと思っていたので、先生になることなんて考えもしませんでしたが、その本に出会ったことで変わりはじめました。

悩んだり、回り道をしたりして、
本当に自分のやりたいことに気づけた。

その後音楽大学付属高校から音楽大学へ進学されますが、ずっとピアノの先生になりたいという思いは変わらなかったのでしょうか。
将来については気持ちが揺れ動いた時期もありました。高校時代には普通の大学に進学した方がいいんじゃないかと悩んだり、音大を卒業するときも教員採用試験を受けてうまくいかなかったり。結局、大学卒業後は一般企業に就職したんですけど、半年で自分がやりたかったことはこれじゃないって気がついたんです。それでアルバイトをしながら自宅でピアノを教えはじめるようになりました。いろいろと悩んだり回り道をしたことで、自分に何が合っているのか、何がやりたいのかがより見えてきたのだと思います。

ピアノは続けていくことが大事。
音楽案内人として、いろんな世界を見せてあげたい 。

そういったご経験が現在のピアノ指導に生かされているのですね。
この仕事をはじめた当時は自分も本当に若かったので、ただ必死でやっていたんですけど、いろいろな経験を積んで、自分にも子どもができたりすると、わかってくることもたくさんあるんですね。小さな子どもに練習をさせているお母さんたちは本当に大変だっただろうな、とか。今はやっと「こういうときはこうすればいいですよ」って助言ができるようになってきたので、これまでに経験してきたことがきちんと役に立ってきているんじゃないかと思います。
先生というと立場が上みたいに聞こえてしまいますけど、それよりは“音楽案内人”として先頭をきって生徒を引っ張っていってあげたいなと思うんです。「こういう世界はどうですか?」って誘導してあげて、ときには生徒の方からも「こんな世界もあるよ」って教えてもらえたらうれしいですね。
先程のお話にも出てきたトライアングルレッスンについて詳しくお聞かせいただけますか。
ある先生がおっしゃっていたことですが、「先生が監督、お母さんがコーチ、生徒が選手。その連携プレーで続けていくことが大事だ」と。もちろんいろいろな考え方があると思うんですけど、小さい子どもの場合には保護者の方のフォローがとても大事です。いい意味で積極的に関わってもらえると子どものやる気も違ってくるので、なるべく三者がコミュニケーションを密にとって、できるだけ情報を共有できたらと思っています。
子どもが大きくなってくるとお母さんともだんだんお会いする機会が少なくなってくるので、必要に応じてメールでフォローしたり、自分で作ったレッスンカードに今日の課題やポイントを書いて渡したりするようにしています。 三者がきちんとコミュニケーションをとれていると、子どもの気持ちに小さな曇り空があったときに発見しやすいと思うんです。曇り空が大雨にならないうちにケアしてあげて、気持ちよくピアノが弾けるように、支えて合っていければと思います。
先生が生徒たちにピアノを通じて一番伝えたいことはなんでしょうか。
まずはピアノを弾く楽しさを知ってもらい、そのなかに本物を見つけてもらうのが理想です。やる気や自立心を育て、演奏する喜びや続けていくことの大切さを学んでもらえたらと思います。 どんな子にもそれぞれ波があると思うんですが、とにかく続けることが大切です。ピアノが弾けるようになってこそ世界が広がり、いろいろな体験ができると思うからです。
そのためには私自身も常にアンテナを張って、尊敬する先生の講義を聴きにいったり、DVDで練習をしたり、少しずつでも勉強を続けていこうと思っています。
ピアノの練習自体は地味かもしれません。ただそれを続けることによってすごく楽しいことがたくさん待っています。ピアノのおかげで出会える人たちもたくさんいますし、他の楽器への可能性も広がります。ピアノを弾くことで広がる世界やつながっていく世界はたくさんあるので、ぜひこの世界を味わってほしいなと思います。

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