レッスン楽器


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井上ピアノ教室


ブログ

閉店後の時間

投稿日:2015-08-30

8月の終わりに夏休みをいただいて、しばらく旅に出ていました。

 

非日常の中に身を置くと、塩をふった青菜のようにくたっとしていた五感が呼び起こされるのでしょうか。体全体がセンサーになったように、音、におい、気配に敏感になります。

 

思い切って、携帯のスイッチをオフにしました。心をしーんとさせると、いつもは霧に包まれて見えなかったものが、うっすらと見えてきます。

 

やらなければならないことに、ただ押し流されるのではなく、少しずつでも積み重ねてゆける毎日でありたい、と思います。

 

この夏のかけがえのない思い出を胸に、みなさんも元気に新学期をスタートできますように…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくの夏休み

投稿日:2015-08-13

沖縄の久米島へ旅行していた生徒さんが、真っ黒に日焼けして帰ってきました。「はての浜」という砂でできた無人島にも行かれたそうです。

 

「海の色がすっごくきれいだった。透き通っていて、魚が泳いでいるのが見えるんだよ」

「砂浜が真っ白で、誰もいないんだ。ウミガメも見たよ。」

 

いつも真面目でほとんど話をしないH君が、突然、自分から語り出したので驚いてしまいました。きっと、久米島での日々は、誰かに伝えずにはいられないほどワクワクするような毎日だったのでしょう。彼のキラキラと輝く瞳が、そのことを物語っています。

 

自然の中で、あるいは旅先で、みなさんが出会った「はっとした瞬間」を、次に会ったときに聞かせてくださいね。

 

今週はお盆休みで、おじいちゃまおばあちゃまのところに帰省されている生徒さんも多いようです。

 

夏休みの楽しい思い出が、またひとつ増えますように…

 

ひと山越えて

投稿日:2015-08-05

水辺の恋しい毎日です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 「宿題のチェックがついていなかったけれど、次の曲も練習してきたんだ」発表会のあと、レッスン室ではちょっとうれしい出来事が続いています。

                                

「前にやっていた楽譜が、すごくやさしく感じる」こんな声も聞こえてきます。

 

発表会に向けて練習を積み重ねるうちに、自分でも気づかないうちに力がついていたのですね。

 

発表会の場が、また新たな一年をがんばるための活力を与えてくれたことを、生徒さんも私も改めて実感しています。

 

[ご家族の皆さまから寄せられた感想]

 

ひとつの曲を掘り下げて完成させていくという過程は、普段のレッスンとは違い根気のいることですが、小さいながらも得ることの多い経験でした。少しずつですが、曲の雰囲気を考えて表現しようという気持ちも芽生え、昨年とは違う娘の成長を感じました。

 

とても温かい空気に包まれて、練習の成果を発表できたと思います。先生が発表会終了後に話されていた「ピアノの勉強は、薄い半紙を一枚一枚重ねていくようなものだけれど、それこそが大切です」という言葉が心に響きました。

 

ドレスに心躍らせている小さな生徒さんや、舞台での晴れ晴れとした表情に心がなごみました。大きい方は、レッスンを頑張って、素敵に成長されて、小さい頃の姿を知っているだけに感激ひとしおでした。

 

手は震えが止まらず、足はガクガクしていたようですが、無事に最後まで弾き切ることができ、ほっとしています。客席に戻ってきたとき、満足感いっぱいの顔をしていました。

 

たくさんのレッスンをありがとうございました。反省あり、達成感ありと貴重な経験となりました。

 

本人も自分でとても満足いく演奏ができたようで「がんばって練習してきて良かった」と言っております。励まし、支え続けてくださりありがとうございました。

 

まだ終わったばかりですが「来年も発表会に出たい」と早くも張り切っています。

 

2週間前の会場リハーサルでほかの生徒さんの演奏を聴いて、とても良い刺激をいただいたようです。それからは、自分からすすんで毎日ピアノに向かうようになり、顔つきも変わってきました。

 

生徒さんたちが精一杯演奏している姿は清々しく、心打たれました。このような場に身を置くことができて幸せでした。発表会をきっかけに、孫もますますピアノが好きになってほしいと願っています。

 

 

photo by 山田写真スタジオ

 

 

 

 

 

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