レッスン楽器


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アマービレ音楽教室


イベント

  • 大人の発表演奏会
  • 2008年12月06日(土)

松本市音楽文化会館 小ホール


昨年は、フラットな会場だったので、今回はステージ付の会場での発表会でした。前々回は、あづみ野コンサートホールでステージ付の会場でしたが、今回はそのときよりもさらに広い会場、広いステージということで、発表会前から、「不安」「緊張してしまう」という生徒さんも多くいらっしゃいました。しかし、その緊張の中でも、一人ひとりの生徒さんが時間をかけて取り組んできた力を出せた、いい発表会になりました。


発表会が終わり、次の目標に向かって発表会直後から始動していらっしゃる生徒さんもあれば、年が明けるまでゆっくり休んでという生徒さんもいらっしゃいます。好きな曲、弾きたい曲を楽しんでいただき、その延長線上に発表会があるというのが理想的なので、それぞれの生徒さんのペースで、一休憩入れていただいて、また新しい曲にチャレンジしていただければと思います。


今回は、発表会の意味というものを改めて考えさせられました。仲間同士で発表しあう場として発表会をとらえてきましたが、趣味、楽しみで弾いている生徒さんにとって、発表会がかえって負担になってしまうようでは、本来の目的と本末転倒になってしまいかねず、そのようになってはならないと感じました。こうしたことは今までも思ってきたことですが、今回改めて強く思いました。もちろん、発表会はこれからも続けていきますが、生徒さん達の声も、今まで以上によく聞きながら計画していきたいと思います。


今回は、プログラムの中に、4人の生徒さんによる連弾、新しく発足したベルの会の生徒さんによるベル演奏、その他、オカリナ・ギターを習っている生徒さんもいらっしゃるので、声をかけて演奏していただきました。ピアノ独奏だけではなく、違う雰囲気も楽しんでいただけるように企画しましたが、生徒さんの間でも好評でした。ピアノの独奏が続く中で、連弾や、他の楽器の音色を聞くことで、少し気持ちがなごんだという生徒さんの声もあり、いい企画だったと思います。





今回は、練習室のピアノを1台借りることができたのも良かったと思います。このようなホールでないと、リハーサル以外でピアノに触れることは難しいのですが、本番のピアノとは違うと言っても、ピアノに触れているのといないのとでは、気分的に違うので良かったという生徒さんも多かったです。


会場については、生徒さんも緊張されるのではと心配しましたが、ステージ付ではない会場よりかえって落ち着けたという生徒さんもいらっしゃいましたし、ステージに上がるということで、緊張したという生徒さんもいらっしゃいました。感じ方は色々ですが、今後もステージ付の会場とフラットな会場で、交互に発表会を行っていきたいと思います。発表会となると、誰でも緊張してしまうものです。今後は、ミニ発表会のような、もう少し気楽に聞きあったり、弾きあったりする場も計画していきたいと思います。




  • 講師演奏 ピアノソナタ 第23番 ヘ短調「熱情」第一楽章 (ベートーヴェン)


大人の方とお子様の合同発表会ができるといいと思うのですが、リハーサルも入れて1日でとなると、とても大変で、実現するのは難しいのが現状です。2009年は、2007年のように、大人の方とお子様の親睦会ができればと考えています。同じようにピアノを習っているということで、どこかで接点を作ることができればと思います。


全体的な生徒さんの演奏については、やはり練習のときや自宅で弾いていたように弾くというのは大変難しく、だからこそ練習を重ねて重ねて本番に備えるのですが、どうしても本番では本領発揮ができにくい生徒さんもいらっしゃいます。しかし、期間をかけて取り組んできた曲を、この場で発表しあえたということを大事にしていただけばと思います。間違えたり、弾きなおしたりがないのが一番いいには違いないのですが、それよりも大切なのは、自分がこの発表会に向けて取り組んできたという、その気持ちが発表できて、その思いが皆さんに伝わるということが、一番大事なことだと思います。いくら完璧な演奏でも、そこに心がなければ、機械が演奏するのと同じです。気持が一番大事なので、一人ひとりの生徒さんが持てるだけの力を出して、それが他の生徒さんにも伝わったいい発表会だったと思います。また、自信を持って、次に望んでいただきたいと思います。





また、発表会が終わって、他の生徒さんが弾いた曲が良かったという声が聞かれるなど、生徒さんどうしで、良い刺激になっていることも感じれられました。発表会のような場がないと、そのような刺激を受けることも少ないですし、そういう意味でも、お互いに刺激しあえるよい場だと思います。よい方向に考えて、これからも企画していければと思います。 


 


 



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