7月23日（木・祝）　アメニティホール「歌音」にて。

 今回の発表会は春の始めにコロナウィルスの感染が拡大し始めた時には、7月にはきっといつも通りに開催できるだろうと、幾分楽観視していました。

が、その後の想像を絶する感染の拡がり方や、その中での休校、緊急事態宣言の発令、それに伴う自粛生活等々……今までにこんな重大な危機を感じた事はありませんでした。

そんな中で、感染拡大防止を第一に教室内の衛生等、生徒さん達にも協力してもらい、休講、時間短縮、隔週レッスン、等々考えられる事をしてきました。

生徒さん達も色々と制約のある中で、本当にけなげに頑張ってきたと思います。
そんな真摯な姿に私も力を貰えました。

発表会が目標ではなく、目標に向かう気持ちを大切にしてきた先に発表会があるのだと再認識できた機会でもありました。　

今回はこの状況下、部を細かく分けて少人数完全入れ替え制としました。

全員が一同に会して演奏したり、聴いたりはできなかった寂しさは拭えませんが、
これはこれでアットホームな雰囲気の良さを感じました。

ご父兄の方々からも、「開催できて良かった」   「発表の場がある、目標がある事が励みになった」とのご感想を頂き、この時期開催できた意義を強く感じました。
聴くことのできなかった部の生徒さんの演奏は後日YouTubeの限定配信で聞いてもらう事にして、こちらも初めての事でしたが、喜んで貰えている様子で良かったと思います。

一旦落ち着いていた感染状況も、最近また心配な拡がりを見せています。

先行きの不安は拭いきれませんが、これからも感染予防策を第一に、状況に応じた柔軟なレッスン、対応をしていきたいと思います。

早く穏やかな日常になり、人と人とが自由に接する事ができる世界に戻る事を願い、音楽がこんな時こそ、心の支えになれる事を信じていきたいと思います。