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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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またとない嬉しい再会!からの拍とリズムの関係

投稿日:2022-05-19

4月27日のコンサートに、大学生までピアノに通っていくれていた教室OGさんで、ママになってコンサートに来てくれたもののコンサート後の面会がままなりませんでしたので、先日遊びに来てくれました。

 

コーヒーを飲みながら、2人のお子さんの話からフォルテピアノの話、菰野ピアノ歴史館の紹介、ワインソムリエの資格を取ったという凄腕の彼女からワインミニレクチャー、専門医の大切さについてetc. いや話題、半端ない。最後に「ブリュートナーで何か弾いて。」とおねだりされ、「金色の魚」を。いや〜、楽しかったです。

 

私は昨年から入門コースというのを取りやめ、少しでもいいので音符が読める方から教えるカリキュラムに変更させていただきましたが、私が年少のお子さん達に教える時に最大これだけは、と大切にしていることは、拍とリズムの関係です。

 

例えば3拍子の場合、1、2、3、1、2、3と曲は進み、その中でタン、タン、タンと四分音符が3つずつ続いたり、タン、ティティ、タンと細かいリズムが入ったりしていくわけですけれど、まず1、2、3と刻む拍の刻みがブレないということ、そして3拍子の曲でも1、2、3と1小節がひとつになって完結するわけではなく、大抵の場合は1、2、3×4、4小節でひとつのフレーズ、流れを作っている、この大きな波を感じ取るおおらかさが大切です。

この大きな観点からもう一度おさらいすると、4小節の大きな波を捉えた上の1、2、3の拍の刻み、そしてその1、2、3の一拍の中に8分音符や16分音符の細かいリズム、という訳です。

さらには、この〔4小節=1フレーズ〕×2の、呼び交しとも言えるフレーズ構造へと話は広がっていきます。

この音楽の必然、とも言える曲の構造を理解する上で〈基本のき〉にあたる、拍とリズムの関係を少しずつ時間をかけながら体得させていく(それはかなり長い時間をかけて身体と感性に沁み入らせてゆくことになります)ことに、私は最大限、優しさと厳しさを交えながら見守っています。

 

ちょうど反田恭平さんがラジオ番組〈Growing sonority 〉5月16日放送で、拍についてとても面白い話をしていましたので、紹介します。

https://youtu.be/vG7GyVGE2Qc

(正しく拍をとる、ってこのくらい厳密で、一朝一夕にはいかないことです。)

 

 

さて先述の彼女、うちでは電子ピアノだと言って、ブリュートナーを弾いてくれました。流石に大学生までピティナっ子だっただけあって、人柄が出ていました。

優しい柔らかな音が広がって、おうちにこんなふうにピアノの音色が広がるって素敵な空間だな、お子さんはもちろんご主人も幸せ者ね!って思ってしまいました。

 

「生徒たちが、大人になってからも音楽を愛する心を持ち続けてもらいたい。」

私はいつも、そういう思いでレッスンをしています。

 

なのでこうした再会、心から嬉しい思いでいっぱいです。

 

   

 

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