レッスン楽器


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井上ピアノ教室


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リハーサルが終わって

投稿日:2014-07-08

7月5日のリハーサルは夜遅くまでお疲れさまでした。「ドキドキして頭が真っ白になっちゃった」「指が震えて、全く力が入らなかった」という声があちこちから聞かれました。人の前で弾くことは、本当に緊張しますね。

 

発表会が近づいてくると、誰もが「失敗してはいけない」という考えにとらわれてしまいます。たしかに、つかえないで最後まで弾きとおすことも大切なことです。そのために、最善の努力はします。でも、ミスのない演奏=良い演奏ではないのです。

 

良い演奏とは何なのでしょうか。答えは一つではないかもしれません。みなさんも、ご自分なりに、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

 

リハーサルの後、生徒さんの表情がきりりと引き締まってきました。先生やお母さんに言われてやらされるのではなく、「自分でなんとかしよう」と立ち上がる。この気持ちが一人ひとりの中に芽生えてきたことを、何よりもうれしく感じています。

 

生徒さんがここまで積み重ねてきたものを、舞台の上ですべて出し切ることができるよう、精一杯応援していきたいと思います。

 

あきらめずに一歩ずつ

投稿日:2014-06-20

発表会もいよいよ一ヶ月後にせまり、生徒さんの表情に一段と真剣さが加わってきました。ついついレッスン時間が長引いてしまい、気がつくと21時をまわっていることもしばしばです。リハーサル前の6月29日(日)と発表会前の7月13日(日)は、臨時レッスンをする予定です。お友達との弾き合いもいたしますので、どうぞお越しください。ただ、この季節は真夏並みに暑い日があったり、急に強い雨が降ったり、体調を崩しやすい時期でもありますね。くれぐれもご無理のないよう、お子さまの体力と集中力を考えてご参加ください。

 

ピアノのおけいこは、薄い半紙を一枚づつ積み重ねていくようなもので、懸命に努力してもなかなか一朝一夕には結果が表れないものです。時には「やってもやっても、うまくいかない」「なんで私は上達しないんだろう」と投げ出したくなることもあるかもしれません。何も進歩していないように見える階段の踊り場のような時期に、自分の弱いところと向き合うのはしんどいですね。でも、あきらめず試行錯誤しているうちに、ある日突然、思いもよらないブレイクスルーが起こることもあるのです。

 

努力するものには、すべての扉が開かれる。

 

という言葉をどこかで聞いたことがあります。お一人おひとりが、自分なりの目標に向かって歩み続けることができるよう、精一杯おささえできたらと思います。

 

発表会がどなたにとっても「ピアノを続けていて良かった」と実感される一日になりますよう、心より願っています。


 

 

自分のペースで

投稿日:2014-05-09

発表会の曲を始めて約1ヶ月が経ちました。皆さん四苦八苦しながらも、一生懸命に取り組んでいます。「現代曲のリズムって、おもしろいけれど難しいな」「左手が主役(メロディー)になると、思うように進まないよ」など、悩みは尽きることがありません。どうしてもうまくいかない数小節。そこを毎日、何度も繰り返し練習するのは本当に根気のいることですね。

 

今は山登りでいうと、ちょうど中腹にさしかかったあたりでしょうか。樹木におおわれて視界は開けず、木の根っこが行く手を阻んでいるところがあったりします。坂もだんだん急になってきて、一番しんどい時かもしれません。でも、山のてっぺんまで、あとひとがんばりです。 

 

頂上にはきっと、登りきった人にしか見ることのできない景色が広がっていることと思います。

 

ゆっくりでもいいのです。自分自身の目標に向かって、一歩ずつ登っていってくださいね。

 

 

 

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