レッスン楽器


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井上ピアノ教室


ブログ

あきらめずに一歩ずつ

投稿日:2014-06-20

発表会もいよいよ一ヶ月後にせまり、生徒さんの表情に一段と真剣さが加わってきました。ついついレッスン時間が長引いてしまい、気がつくと21時をまわっていることもしばしばです。リハーサル前の6月29日(日)と発表会前の7月13日(日)は、臨時レッスンをする予定です。お友達との弾き合いもいたしますので、どうぞお越しください。ただ、この季節は真夏並みに暑い日があったり、急に強い雨が降ったり、体調を崩しやすい時期でもありますね。くれぐれもご無理のないよう、お子さまの体力と集中力を考えてご参加ください。

 

ピアノのおけいこは、薄い半紙を一枚づつ積み重ねていくようなもので、懸命に努力してもなかなか一朝一夕には結果が表れないものです。時には「やってもやっても、うまくいかない」「なんで私は上達しないんだろう」と投げ出したくなることもあるかもしれません。何も進歩していないように見える階段の踊り場のような時期に、自分の弱いところと向き合うのはしんどいですね。でも、あきらめず試行錯誤しているうちに、ある日突然、思いもよらないブレイクスルーが起こることもあるのです。

 

努力するものには、すべての扉が開かれる。

 

という言葉をどこかで聞いたことがあります。お一人おひとりが、自分なりの目標に向かって歩み続けることができるよう、精一杯おささえできたらと思います。

 

発表会がどなたにとっても「ピアノを続けていて良かった」と実感される一日になりますよう、心より願っています。


 

 

診察室の片隅で

投稿日:2014-06-03

巻き爪で、ここ数年、皮膚科にお世話になっています。(太りすぎだと反省しています)この間も、痛みがひどくなったので、かかりつけの病院に駆け込みました。

 

ワイヤーで処置していただくと、靴がするりと履けるようになりました。忙しそうにしておられるのに、声をかけていいものかと迷いつつも「先生の所に伺うと痛みが嘘のように治まって、帰りは普通に歩けるようになるので本当にありがたいです」と話しました。すると、強面の先生が笑みを浮かべながら「その言葉、何よりうれしいなぁ。みんな、元気になると病院には来ないので、医者っていうのは『ありがとう』と言われる機会が意外とないものなんです」と言われたのです。

 

たしかに「ありがとう」という言葉を、私たちは最近あまり言わなくなったのではないでしょうか。今さら、わざわざ口に出して言わなくても…と身近な人ほど感謝の気持ちを伝えていないことに気づきます。

 

「ありがとう」と心の中で思うだけでなく、言葉にしてはっきり伝えることは、おもはゆい気もします。でも、こんな小さなことが誰かの笑顔の源になるなら、ちょっとだけ勇気を出して「ありがとう」の気持ちを自分なりの言葉で伝えてみようかなと思います。

 

 

バラの季節に

投稿日:2014-06-01

この季節になると、心待ちにしていることがあります。毎年、お庭にバラが咲くと招いてくれる友人がいるのです。今年もお誘いを受けてから、その日が来るのをずっと楽しみにしていました。

 

雨上がりの庭。色鮮やかなバラがいっそう輝きを増しています。家の中に入ってしまうのがもったいないような、さわやかな日でした。テーブルの上には、揚げたての天ぷら、ちらし寿司、サラダ、スペアリブ、チョコレートケーキなど、手作りのお料理がところ狭しと並んでいます。皆で、うれしい悲鳴を上げてしまいました。思えば子供が小さい頃から、誕生日、ひな祭り、ハロウィン、クリスマス…と親子でお邪魔しては、この美味しい手料理をごちそうになってきました。子供が小、中、高と一緒だったこともありますが、お母さん仲間と今でも親しいおつきあいが続いているのは友人のおかげなのです。

 

 

子育てをする上で、困った時にお泊りさせてもらったり、遊びに連れて行ってくれたりする人がそばにいるということは、どれだけ心強いことだったでしょうか。小さな子供を抱えて仕事を続けてくることができたのは、子供たちをあたたかく見守り、一緒に育ててくれる人がいてくれたからだと感謝しています。

 

いつの日か、友人のように誰かの心をなごませるようなお料理やお菓子が作れるような女性になりたいと憧れています。(憧れるだけで終わってしまいそうですが…)

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