レッスン楽器


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井上ピアノ教室


ブログ

こもりうた

投稿日:2016-01-17

5歳のCちゃんは昨年秋に弟さんが生まれ、二人のお姉ちゃまになりました。毎週、レッスンバッグを置くやいなや、お話をたくさんしてくれます。

                                                        

「帰って手を洗ったら、毎日ピアノを聞かせてあげてるの。」Cちゃんは最近グローバーを終了したばかりで、毎日毎日その楽譜を初めから終わりまで弾いているそうです。

 

お姉ちゃまの弾くピアノを聴きながら、すやすやと眠る赤ちゃん。ほのぼのとした光景が目に浮かぶようですね。

 

お母さまは連絡ノートに「グローバーばかり弾いていて、なかなか新しい曲にとりかからないのですが…」と書かれていましたが、心配なさることはありません。丸になった曲を弾くことも、立派なおけいこです。

 

自分の大好きな人にピアノを聴いてもらうことが、Cちゃんにとって、今は何よりもうれしいのではないでしょうか。この気持ちこそが、次なるステップへ向かう原動力になっていくのだと思います。

 

「大きくなったら(弟に)ピアノを教えてあげるんだ。」と張り切っているCちゃん。

 

いつの日か、6手の連弾ができる日を先生も心待ちにしています。

 

長寿の薬

投稿日:2016-01-10

新しい年が明けて一番の楽しみは、生徒さんからの年賀状を読むことです。

                 

何度も何度も消したあとが残っている「せ」という文字。「せんせい、いつもありがとう」と書くのに、どれだけ時間をかけてくれたのでしょうか。何万本の花束よりもうれしいです。ところどころ鏡文字があったりして、覚えたばかりのひらがなで一生懸命書いてくれた気持ちが伝わってきます

 

ご家族みなさんの写真は、旅先で撮られたものでしょうか。にぎやかな笑い声が聞こえてくるようです。大きな生徒さんの中には、きっぱりと新年の抱負を書いてきてくれた方もあり、とても頼もしく感じました。

 

「これを見ていると、元気が出てくるから」と言って、生徒さんからの年賀状を、松の内過ぎても繰り返しながめていた祖母のことをふっと思い出します。

 

生徒さんからの年賀状だけは、私もいつまでもしまえずリビングに飾ってあります。

 

 

 

 

 

あけましておめでとうございます

投稿日:2016-01-03

穏やかな天気に恵まれたお正月、みなさまいかがお過ごしでしたか?

 

鎌倉の荏柄天神へぬける小路を歩いていたら、どこからともなく甘い香りが漂ってきました。足を止めてふと見上げると、垣根の向こうでは紅梅がほころび始めているではありませんか。

 

「今日祈願してきた受験生のもとにも、きっと良い春が来ますよ」そんな便りのような気がしました。

 

ピアノが上手になるだけではなく、通ってきてくださる生徒さんやお母さまが幸せな気持ちになれるような教室をめざして、今年も一歩ずつ努力していきたいと思います。

 

みなさまにとって、幸多き一年となりますように…

 

 

 

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