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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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「ソルフェージュ&アナリーゼクラス」スタート!

投稿日:2012-10-06

今月から「ソルフェージュ&アナリーゼクラス」を始めました!

 

バイエルとブルグミューラーの曲から1曲ずつアナリーゼして、2部形式を習いました。ちょうど今、曲をレッスン中の生徒には「先生」になってもらって演奏もしてもらいました。

 

日ごろは音を覚えちゃうと全然音符を見ない子たちも、必死に楽譜、見てました。(^^)/~~~

 

これからも生徒たちにピアノを弾けるチャンスを積極的に作りながら、和声分析からコード進行、伴奏づけ、形式のこと、転調のことから属調など関係調のつながり等・・・、これからやってゆくことはいっぱいです。

それにリズム打ちなど皆でパートを分担してやってみたり、歌うことひとつとっても7,8名のグループで歌ってみると、個人レッスンでやるのとはまた雰囲気がちがってくるようで、皆とても楽しそうです。

 

しばらくピアノのおけいこをお休みしていた小学生の生徒さんや社会人生徒の方もみえて、私にとっても楽しい時間でした。

 

皆が自由に参加できる形をとって、チケット制。マイ座布団をもって来てもらっています。

 

ピアノの時とはちょっとちがう肩の力抜いた雰囲気のなかで、自力で譜面に向かい、音楽を読みとる確実な眼を養ってゆきたいと考えています。

 

半年、一年の後には、これまでの楽譜が立体的に見えてくるようになることでしょう。

 

ヤシンスキ教授のレクチャー

投稿日:2012-09-26

昨日はレッスンを他日に回し、豊橋ピアノフォルテ音楽院でのヤシンスキ教授のレクチャーに出かけました。

 

ヤシンスキ氏はパリでタリアフェロに師事、ワルシャワでのショパン国際コンクールの審査委員長を歴任なさったすばらしい方で、もう10年近く前になるが日本ピアノ教育連盟の東京総会でのレクチャーでその魅力に触れ、この機会を知ってすぐに出かけようと思った次第。

 

講義が始まった途端、「音」そのものへの芸術的解釈、・・・音は鳴ってから消えるまでの「芸術的爆発」=explosion、音の推移についてのお話があり、私はすぐに同感、このレクチャーに自分が飛びついた理由がわかる気がしました。生徒たちならすぐにわかるでしょう。これって、日頃レッスンでしょっちゅう繰り返し言っている課題ではありませんか。

 

とは言えヤシンスキ教授のレッスンは、スキルフルで、高雅で美しく、その温和なお人柄とわかりやすい英語で、とても有意義な時間がもてました。

様々な演奏がまかり通る昨今において、ショパン作品の中に秘められた折り目正しいリトミックな要素、節度あるディナーミク表現など、質実ということばが適うヨーロッパの正統的な伝統美を伝える素晴らしい講義と演奏と公開レッスンでした。

 

平日の午後ということで初めはちょっと少なめの動員でしたが、公開レッスンが始まる頃にはたくさんのピアノ学習者の方たちの顔ぶれが見えました。

 

このように大切な、クラシック音楽の本髄を伝えるべく機会を作っていただいた長谷川淳先生はじめ関係者の方々に感謝を述べたい気もちです。

 

初秋の、清々しさの漂う一日でした。

 

映画「エレガンスを弦の響きにのせて」を観て

投稿日:2012-08-12

先の火曜日に名駅シネマ・スコーレで、ドキュメンタリー映画「自尊(エレガンス)を弦の響きにのせて〜96歳のチェリスト青木十良」を観てきました。

 

96歳の現役チェリストの話で、90過ぎてからのバッハ無伴奏組曲の録音などすごいです。こういった画家や彫刻家はわかる気がしますが、演奏家での存在にはびっくりです。

 

映画の中の青木氏のいろいろな言葉に、いろいろと含蓄ある映画でした。

音にairを感じることの大切さ、ボウイングのon the bordの大切さ等、日頃私が音楽する際に重要視し、レッスンでもよく話している内容に繋がることがあり、気もちがすっきりしました。

 

音は、発音されたと同時に空気に漂う香りのようなものと思います。

発音される瞬間ののちに広がりを感じ、音の残響に耳をすませる感覚が、尤も必要です。そこにはスウィング感も要ります。青木氏はそれを飛行機を操縦する感じ、と言っています。

私は弦楽器のことはさっぱりわかりませんが、弦楽器奏者にとっての弓先はピアニストの指先でしょう。ピアノ演奏に手首、腕のしなやかさは必要不可欠ですが、肝心要は指先、on the keybordのタッチ感です。

 

ボウイングへのこだわりからバイオリニスト森悠子さん経由でベートーヴェン時代の弓を手に入れ、その一音一音に魂を込めて奏でるための青木氏の日々精進の姿は美しく、また演奏時の情熱ある姿からはとても年齢を感じさせず、60歳代のようにつややかな顔つきで驚きでした。

またこの映画のなかに出てきた若手チェリスト堀江牧生さん、青木十良氏のレッスンの数年後に演奏している音がまったく根本から変化(へんげ)していて、そこが妙に印象的でした。

 

 

さて門下生たちのこの夏の活躍、ピティナコンペ本選では第1位と奨励賞が1名ずつ。

すでにコンペを終えて、発表会にむけて新たな曲に向かう生徒たち。・・・

私のレッスンもふり出しに戻って、生徒の譜読み時から根本にせまる内容に変わってきています。

今年はとりわけ生徒たちにそれぞれの結果に導くことが出来た背景には、私自身のかなりの勉強量の時間経過があるようです。

私のレッスンは本選1位になるような生徒にさえも、本番直前のレッスンで何がしかの切り込みを与えているような具合ですから厳しいほうなのだろうと思います。先の中日ピアノグレードテスト岐阜審査 http://www.piano-it.net/PGT/what/46-20120716.mht でも、審査員7名中2番めに採点が辛かったです。 

でもそんな中、このコンペを通して音楽の本質と真剣に向き合うことの意義をふんだんに感じとった生徒たち、こころから音楽を感じられるよう成長し、演奏する姿勢が美しく変化した生徒たち、上達に伴って段階的に音楽の核心に迫ることで、表面上の理解で安直に栄誉にあずかろうとするようなアプローチでは到底掴み切れない音楽の神秘的な魅力に触れてもらえたことを実感し、また厳しいのに感謝され、その理解と教養に対し、とても嬉しく思うのです。

 

 

さて全国大会の生徒が終わると、フルート伴奏の仕事。

それが終わると、ようやく夏休みです。

 

一昨年につづき、イタリア世界遺産の街へ出かけようかと思います。

飛行機の予約から、実際はタクシー移動がメインになると思うけれど長距離だけは、と現地バス・ルートのアクセスを調べ、旅程を検討、ホテル予約も終えたところで、今回はちょっと日本人の行かないような南の島の街々をゆったり歩きます。

 

イタリア語も、と思うのですが、イタリアではフランス語が通じてしまうから、まぁ、いいや、とついついあとまわしになってしまう私。(+_+)。。。

 

まだ時間あるから、すこしは覚えたいものです。    

 

     

名駅から歩いて15分ほどの「伊とう」のお蕎麦。

大正時代の建物を改築したという風情あるお店&美味!

 

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