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川口成彦フォルテピアノリサイタル&中日ピアノグレードテスト審査を終えて

投稿日:2021-04-03

一気に桜が開花し、穏やかな春ですね。

 

3月27日は碧南エメラルドホールでの「川口成彦フォルテピアノリサイタル」に出かけました。

1800年代のフォルテピアノであるワルター、グレーバーとホール所有のスタインウェイを使っての贅沢な音空間。

ショパン「ドン・ジョヴァンニのお手をどうぞのテーマに基づく変奏曲」は、ショパン17才の作でウィーンデビューに演奏したという曲。あまりの作曲の素晴らしさにシューマンが脱帽したという逸話は聞いてはいたけれど、実際の演奏を聴いたのは今回が初めて。超絶技巧の難曲、こうしてフォルテピアノで聴けたのは最高に嬉しかったです。シューベルトの「4つの即興曲」も奥行きがあって、時空の広がりを共有できる素晴らしい演奏でした。

会場では建設中の菰野楽器博物館の理事長、関係者の方々にもお会いし、いろいろお話することができました。

  

そして翌日曜日は、宗次ホールの「川口成彦リサイタル」へ。奇しくも会場では川口成彦さんのCD制作にも関わったという東京からご来場の録音エンジニアのH氏にお会いすることができ、ランチをご一緒しました。氏はオランダ在住でフォルテピアノに精通していらっしゃっていて、私のお気に入りのCD、川口成彦:ショパン「夜想曲&小品集〜1842年製プレイエルで聴く〜」Acoustic Reviveの録音技師でもあり、なかなか情報の少ないフォルテピアノのいいCDを教えていただいたり、なんだかたっくさんお喋りしました。

 

川口成彦さんの演奏を聴いているといろいろと音楽について考える時間をいただき、新鮮な気もちになりました。

 

 

そして4月に入り、1日におこなわれた中日ピアノグレードテスト名古屋審査会ではコロナ感染防止万全対策のもと、出演者誘導のお手伝い。長谷川淳先生、廣瀬恵子先生、伊藤仁美先生、中岡秀彦先生他2年ぶりにお目にかかり、ランチのあと皆さまとの楽しい歓談のひとときをいただきました。


翌2日の高山審査会では48名の審査、講評書きをさせていただきました。

   


昨年はコロナで開催成らずでしたが、まだまだ世界中でコロナ禍の大変な状況が続くなか、こうしてピアノ学習に励む方たちの演奏を耳にし、皆さまが元気でピアノ学習に励んでおられる姿を見ることができ、嬉しく思いました。


当日の私の総評から、抜粋して記します。

「世の中がすこし不安な状況にあるとき、日常生活でもこれまでとはちょっと違った場面に日々遭遇することになりがちです。そんななか落ちついた気持ちでいるということが難しくなるかもしれませんが、そういう時にこそ、どうぞtempoを守って弾くということを心がけてください。楽譜をめくると、ト音記号のすぐ隣に拍子記号があります。2拍子系のものなのか3拍子系のものか、また4分の何々になっているか、8分の何々になっているか、ここにまず大きな違いがあります。3/4拍子と3/8拍子の違いは軽やかさです。8分の何々の拍子記号が付いている曲は、軽快な雰囲気を読み取ることが求められます。そしてタンタンタンと1拍ずつ小刻みに叩くのではなく、1小節単位に、例えば3拍子なら123と3拍分をかけて右から左へ手を動かしてみてください。そしてまたそこから123と言って右側に戻ってきます。こうした大きな波を感じることが大切です。グルーヴ感をつかんでくださいね。そしてこの大きな波の中に、3拍子なり4拍子なりの拍を能動的に感じ取ることこそがtempo能力です。この大きな波があってこその拍子であり、またその拍の中の細かいリズム、というわけです。この波を捉えて演奏できている参加者の方は大変すくなかったと思います。気もちが不安定になりやすい、こんな時だからこそ、きちんとした音楽上の時間配分を守って演奏を心がけてください。そうしてまた、音楽の本当の力を掴むことができることでしょう。」

 

このことは、このブログをお読みいただいているピアノ学習者、ピアノ愛好家の方々にも通じるかと思います。

 

 

あたたかな陽気になり、ピアノに触れる時間も増えているのではないでしょうか。

 

素敵なピアノライフをお過ごしくださいね。

 

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