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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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「門下生コンサート2019」を終えて

投稿日:2019-05-05

Happy new era “Reiwa” !

皆さま、<令和>の時代に入りましたね。これからの時代もどうか戦争のない穏やかな平和と、この豊かさのなかの文化的側面が保たれ充実していきますように。

 

GWも後半は快晴に恵まれ、皆さま気もちよくお過ごしのことと思います。

行楽地に出かけたり、「令和」グッズのお買いものに出掛けたりした方も多かったのではないでしょうか。

私は4/28に「門下生コンサート2019」を無事終了し、素敵な余韻のなか、芝刈りに草取り、普段あまりできずに溜まっていた部屋の整理など、ほぼ半年違いの大そうじ状態でした。(#^^#)

                       


 「門下生コンサート」では、園児の生徒や初めての発表会出演生徒の小学生から社会人のベテラン生徒まで、みんなレッスン以上の集中力で素晴らしいピアノでした。生徒たちの上達に支えられて先生冥利を感じ得た、充実のひとときを迎えることが出来ました。


 

                                                 (名古屋市千種文化小劇場にて)


皆の演奏後、私はプレゼント演奏としてドビュッシー作品から「こどもの領分」から4曲と「亜麻色の髪の乙女」を弾きました。生徒たちの前で弾く先生というのは面映ゆい思いというのはあるものですが、何故か今回はほぼピアニストモードでした。生徒たちがひとりとしてぶれず、清々しい気もちだった証しでしょう。

ピアノの鍵盤に触れる毎に自分の指先から音がふわっと放たれては飛んでゆくのを感じていたので、「キラキラと音が昇ってゆく感じ」「先生の演奏、とても自然で、音の粒が光り輝くようでした。素晴らしいです。」と感想をくれた生徒がいて嬉しかったです。

              


今回は大学受験からピアノを休会していた生徒OBが司会進行に駆けつけてくれ、持ち前のきれいな声と冷静さのおかげで、気もちよく会が進みました。

また今回初の試みとして、出演者全員が自分の演奏する曲のことを調べて簡単な曲目解説と抱負を折込んだコメントを各自で読上げました。小学生生徒たちはレッスン時に読み上げる練習もして臨み、みなその様も堂々として素敵でした。

トリで演奏した東京からの生徒OBはスクリャービンソナタ第3番を全曲という難曲を演奏しましたが、1週間前を切って誰かに譜めくりをお願いしたいということで、自分の演奏の仕上げに加えて譜読みの勉強をし、この譜めくりも超難曲という技を見事に当日リハ1回のみでやってのけた凄腕の生徒もいたりして、まったく役者揃い?の生徒たちです。(^^♪

私は舞台袖や楽屋で生徒の皆さんのやり遂げる姿を見届けるに留まりましたが、今あらためてたくさんの拍手を生徒たち全員に贈りたいと思います。

 

またそれぞれの次回の発表の場に向かって、真摯にピアノに向かっていってもらいたいと思います。私も<令和>の時代にあって、健康でますます充実した人生にしていきたいと思っています。新しい気持ちで、よろしくお願いいたします。

 

    

 

 

門下生コンサートに向けて

投稿日:2019-04-20

春爛漫の陽気になってきました。

年が明けて以来、1月はオリヴィエ・ギャルドン・ピアノリサイタル、2月にパトリック・ガロワのフルート・リサイタルとアヴデーエワのピアノリサイタル、4月にはガスティネルのチェロ・リサイタルに出かけ、身を潤おしてきた私。(^^♪ ネイティヴスピーカーの外国語に触れる思いで、外来の演奏家たちのパフォーマンスに触れていないと可笑しくなる私。Σ(・ω・ノ)ノ?  クラシック演奏は外国語と似たところがありますよね!


さて桜満開の季節には、中日ピアノグレードテストの高山審査に伺い、今年もとても素敵な演奏にたくさん出会いました。初めて審査に携わらせていただいてからだいぶの年月が経ちます。毎年、春と秋に機会をいただき、とてもいい勉強をさせて頂いております。日本クラシック音楽コンクールの審査もだいぶ年を重ねてきていて、機会あるごとにどんどん耳は専門的になり、やはりピアノ教育の基盤にあるものが何なのか、演奏するにつけて何がいちばん大切で、自分の音楽観を表現するのに必須のものがわかってくる思い、自分のポリシーを深めてゆくことが出来るのは嬉しい限りです。

音大で学んだこと、フランスで学んだこと、そこから発展させてきた自分のメソッド、演奏を通じて得てきたノウハウ、その後レッスン活動と審査を通じて学ばせていただいてきたことのすべてを、これからの若い人たちに伝えていきたいという思いを、日々強くしています。

春にはまた意欲あふれる生徒さんとの巡りあいもあり、嬉しく思います。

コルトーメソッドを基盤とした指の動き、手首のしなやかさ、腕の重みの使い方、ペダリングについての奥義についても、本人のレベルに合わせてかなりわかりやすく解説、伝授できるようになってきましたので、これからはある程度楽譜の読める初心者以上の小学生生徒さん〜コンクールを意欲的に受けていきたいと考えている学生、自分のレベルをわかった上でピアノに一生を通じて触れていきたいと思っている方、またこどもに触れさせていきたいと考えていらっしゃるご父兄のお子さんたち、ピアノを回り道なしで上達を考えていらっしゃる社会人生徒さんやピアノ指導者の方々を対象に意欲的に教えていきたいと考えています。


 

来週28日には私が主宰するピアノ教室「コンセール・イグレック」の門下生コンサートがあります。私は人前で演奏する機会というのをとても大切にしています。レベルに関わらず、音楽の基本にあるものを大切に、真摯な取り組みを常に考えさせ、その人なりの努力を求めることを忘れないようにしています。こうしたことがいつも「先生の教室の発表会は、まさにコンサートですね。」と言われる所以ではないかと思っています。

出演生徒たちはそろそろ緊張してレッスンに来る頃ですが、緊張する理由も心意気も精神性もすべてお見通しで、私が指導する事柄は最後まで変わりません。そして先生の私は、生徒のことではまったくと言っていいほど緊張がありません。このブログを書く先ほどまで、来週だ、とわかってなかったくらいですから。(^_-)-☆

 

今回の会場・千種文化小劇場は演劇仕様になっていて、楕円形のステージを取り囲むように座席が配置され、演奏していると野外の会場で弾いているかのような響きがあります。2008年に私がオール・プーランク・プログラムでリサイタルを開いたホールで、朗読付き組曲「ぞうのババール」では名優アマチンこと天野鎮雄さんが朗読をしていただいた思い出の会場です。

 

4月28日当日は1部が12:30開演で小学生生徒たちがミッキーマウスマーチから小犬のワルツなど、2部の13:25〜では社会人生徒たちのピアノ名曲が並び、3部が14:20〜で小中高校生徒ほかの饗宴です。その後15時すぎに私からのプレゼント演奏があり、ドビュッシー「こどもの領分」〜と「亜麻色の髪の乙女」を予定しています。

 

GWの最初の日曜日、どうぞお時間ございましたらお運びください。

迎春2019!

投稿日:2019-01-13

皆さま、明けましておめでとうございます。

名古屋地方は、暖かな日差しに恵まれた元旦を迎えることができました。

いかがお過ごしでしょうか。

 

昨年中、1月に右中指を骨折した私は6月までリハビリの日々が続き、いろんなことがあった一年でした。そんな中、専科の生徒たちはコンペやステップに頑張ってく素晴らしい成果を出してくれましたし、ピアノコースの生徒も学校の合唱伴奏を手がけ、素敵な音楽を聴かせてくれました。

私も秋のブログに書いたように、9月の渡欧で頭を切り換えて12月の「X’masコンサート」ではほぼ半年の練習ブランクを乗り換え、充実した演奏を披露することが出来ました。これはほんとうに自分の努力だけではない、周囲の方々のお励ましとお力添えにたくさんの感謝の念を感じつつ、これからのよき経験になりました。一年のいい締めくくりができ、こころからほっとしています。

 

これまで幾度となく演奏に足を運んでいただいているお客さまから「怪我を心配したけど、以前よりよくなってたよ。」「何だか一回り成長されたわ!」「おとなになりましたね。」「これからもたくさん聴かせてください。」などたくさんのお言葉をかけて頂き、また日頃はにかみ屋さんの小学生生徒が「感動しました。」と声をかけてくれたことも、こころに沁みました。コンサート後レッスンにのぞむ真剣さが変わった高学年〜おとなの生徒さんがたくさんいますし、小学生生徒たちも私が弾き示す時、手、腕の動きを注視するようになりました。日ごろのレッスンももちろん大切ですが、1回のコンサートで伝える力にはいつも私自身がびっくりします。今回のように、皆さまのこころに通じた何かを私自身も感じることのできる演奏ができたような時は尚更ですね。

 

 

さて、お屠蘇気分が覚めきらない5日には、掛川へ第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位入賞者の川口成彦さんのピアノフォルテリサイタルを聴きに出かけることが出来ました。ワルシャワのコンクール、ガラコンサート、ショパン生家コンサートで聴いて以来の川口さんの演奏曲目は、ショパンとスペイン音楽。グラナドスでもヴァリアント入る、最後のショパンプログラムではプレリュードの曲の品々をアインガングのように挟みこんで繋ぐ、・・・こうしたモダンピアノ畑の人間?には気持ちい〜い冒険の数々あり。何と言ってもフレーズの始まりのすべてが美しく、自然発生的に始まっては消えてゆく音の構築へのセンスは素晴らしいです。ショパンのボレロ、途中ファイナルのコンチェルトを彷彿させるパッセージがあり、楽しかったです。モダンピアノの演奏録音などとは全く違う趣き。素晴らしい研究心を垣間見た思い。アンコールのショパンのワルツ第9番、エチュード=エオリアンハープは、忘れられないほどの美しさ、音の儚さでした。素敵な演奏と音色に、すっかりこころ和みました。

 

この一年も素晴らしい音楽とともに皆さまとよき時間を過ごし、成長して参りたいと思います。

どうぞ本年も、よろしくお付きあいくださいませ。

    


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