レッスン楽器


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今村惇子ピアノ教室


ブログ

玄さん

投稿日:2012-11-26

23日 金曜日 新宿の白龍館で ベートーヴェンを聴いた。

ピアニストは瀬川玄さん。

天性の音楽性とお父様についてヨーロッパでお暮らしになっていたこと

などから、いろいろな意味で日本人ばなれしたピアニストです。

生き方がとてもナチュラルでその人柄にも惹かれます。

素晴らしいピアノとお話とお食事・・・素敵なひとときでした。

ベートーヴェンの秘密については、またいずれ・・・となったので

気になるところです。  

私にも秘密があるのだけど・・・誰も聞きたくもないですね(笑)

 

昨日リパッティを聴いた。泣きたくなる・・うっ私がいうと気持ち悪い。

シューベルトがすごいいいです!ルプーやリヒテルのシューベルトも溜息だが

リパッティのそれはそれはそれは高貴!というしかない音楽。

 

瀬川さんの弾かれた第27番e-mollのソナタは、スコダも言っているが

本当にシューベルトの作曲かと思ってしまう。

一緒に聴かれていた方が楽譜の冒頭にある表現指示はなぜドイツ語なの?

とおっしゃっていらしてふ〜んそういえば・・・と帰って楽譜を見た。

次の28番はドイツ語表現と速度表示、ハンマークラヴィーアはイタリア語での速度表示だけである。

楽曲に表題をあまりつけない時代のベートーヴェンでもロマンティックな曲では

その曲の表現に対して自身の思いを書かずにはおれなかったのだろうか・・。

後期のベートーヴェンはロマン派といわれるが、第27番ではシューベルトが

自分の後にいるぞ!と、そして自身もロマンティシズムにひかれており

ドイツ語での表現指示となったのだろうか・・・。 

と思いきやその当時政治的な背景と愛国心から発想の指示に

ドイツ語を使用する機会が増えたとのことだ。

何事においても理由があるもので、謎解きのようで面白い。

第一楽章 速く そしていつも感情と表情をもって

第二楽章 速すぎないように そして十分歌うように

(速度に関しては絞らずに奏者の自由にまかせているように思える) 

 

プログラムの最後、第30番のE-durは瀬川さんのおっしゃる通り飛翔していました。

最後の変奏の高音の嬰ハ音がでてくるあたりになるともう、いつも感極まってしまう。

今回は心臓がばくばくしてもうだめかと思ってしまった。  (不整脈がありますので・・)

 

東京オペラシティのツィメルマンも楽しみ!!

 

 

ファウスト

投稿日:2012-11-09

いろいろあって久々の更新です。

グノー作曲の「ファウスト」を観ました。

ニコライ・ギャウロフのよいことよいこと!!ほほほ・・

声の素晴らしさはもちろんのこと、その表現力と表情に

ぞくぞくします。

「金の子牛の歌」がほんとにすごくて、こわ〜い。tomoが毎朝

駅から学校の校門までこの「金の子牛の歌」を聴いて登校しているらしい。

やる気がでるのか!!

このDVDは30年くらい前の日本での公演録画だ。

今より観客ののりがいいのがわかる。拍手が延々鳴りやまないのだ。

先日テノールの村上さんのコンサートでもおっしゃっていた。

オペラを観て感激したらもうたくさん叫んでいただきたいと。。

ぶら〜ぼ。ぶら〜ば。ぶら〜び。の練習をさせられました。

日本人だから「すばらしィー!」と叫んでもよいらしいがほんとかな?

良いわるいというより、ちょっと勇気がでないけど・・

 

もひとつtomoが、クレイと実写で作られたチェコの映画の

「ファウスト」を是非観たいというので買ってみた。これは・・・

訳わからないし、(字幕もない・・というかセリフがない) 気持ち悪い。。

でも何かすごいもの見ちゃったというかんじです。

 

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