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今村惇子ピアノ教室


ブログ

気づくということ

投稿日:2018-09-25

北村薫の「空飛ぶ馬」を読んだ。

噺家の円紫さんが、女子大生の 私 から

出来事の前後、周りの環境、人間関係を

聴いただけで、ことの真相を暴いていくという

ミステリー小説である。これは、殺人など起こらないので

どきどき感や圧迫感・・・ん?同じ?

は、あまりないのですが、女子大生と周りの人々の

(もちろん推理する円紫さんも) やりとりが大変面白く

ロイヤルミルクティーの美味しいカフェでの謎解きには

わくわくしながら自分も参加しているように思えてくる。

 

さて、探偵役の円紫さんのすごいところは、

とき(時間差)への緻密な計算や感覚、

人の仕草や言葉のとらえかたの

鋭いところであろう。

カンバーバッジのシャーロック・ホームズを

観ているとわかるが、彼は主に視覚から

いろいろなことを推理する。その人の洋服の

しわの入り方、靴の減り方やそのほかいろいろな

癖などから、人物像を瞬時に割り出すのだ。

円紫さんは、落語家なので言葉の意味するところを

深く考慮し演じているところから、この 私 が

話すことだけでいろいろと気づきがあるのだ。

 

とても面白いのでぜひぜひおすすめいたします。

 

ピアノの練習もどんなレベルの人であっても、

毎日毎日が気づきの連続のはずである。

上級者は、解釈の点や作曲家の意図などの

気付きがあるでしょうし、5歳のお子さんなら

ここは、さっきとおんなじだー・・なんて気づいたり

同じ指使いのほうが弾きやすいな・・とか。

毎日の練習は、熟練の為、脳に記憶させるため、

手の筋肉の強化など目的はたくさんありますが

この気づきを大事に練習していただきたいと

思います。(修業中の書道もそうだなあ・・・

師匠に言われるまでなかなか気づかないことばかりですが・・)

 

たくさん気付ける人間になると

人生面白いのかなあって思います。

手のひら

投稿日:2018-09-11

夏休みの間、バッハばかりを弾いていた。

集中して練習時間がとれたので

なかなか楽しい8月でしたよ。(*^^)v

平均律を毎日、一冊24曲(プレリュードとフーガがセットなので

48曲??)弾こうと決めて取り掛かりました。だがしかし

目標というのは崩壊するもので、続きませんでした。ハハハ・・・

では半分の12曲を一日交替で弾いてみよう。となりまして。

大好きなので苦労はないのですが、結構時間がかかりすぎるので

結局、8曲ずつ3日で一冊のペースになりました。

さて・・・・その結果

思わぬご利益があったのですよ!!!考えてみれば

当たり前かもしれないけれどやっぱり自分で

確かめてみないと納得がいかなかったので。

内容はまた次回・・ヽ(^o^)丿

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