レッスン楽器


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向山敦子ピアノ教室


ブログ

なぜアナリーゼが大事なのか?

投稿日:2015-08-05

感動!感動!と言ってきたが、ショックといえる

ほどの感動はそうそうあるものではない。

でも日々小さな感動は数知れず、

ひとそれぞれに起きているはずだ。

属七の和音が届くようになったよ。と嬉しそうに

和音を押さえるこども、ドミナントモーションで

Tの和音におさまると、おうちに帰ったようだね。

今までソとシの3度でしか弾けなかったのが、うんと

充実した響きになるのを感じてくれた。こんなときは

手や身体の成長もうれしいが、響きに対する感覚

知能、感動する心の成長がなによりうれしい!!

アナリーゼを行わない先生は多いと思う。確かに

私も今までピアノの師から、アナリーゼを含むレッスンを

受けたことがない。なぜだろう??かと思う。??

自分で勉強しなさい。か、作曲家について和声と作曲を

習いなさいといわれるのだ。ピティナでは、こどものうちから

アナリーゼをどんどんやっていて素晴らしいと思う。

週一回のレッスンの30分や45分くらいで、曲の分析をするのは

不可能ではある。せめて1時間半〜2時間は必要だと思う。

・・だから、無理なのだろうか・・・

モーツァルトやベートーヴェンを頭の中でアナリーゼ

しながら弾いていると、さりげなく属音が用意されたり

絶妙な転調を聴いたり、フレーズが中声部に隠れていたりと

天才のひらめき☆と、本当の天才だけがなせるわざに

魅せられる。うーー美しいと涙が出そうに感動する。

シューマンに言わせると、ショパンを紹介したときの

「諸君、脱帽したまえ!!」といったところだ。

そうです。ひとりよがりや自分勝手な演奏ではいけない。

曲は世に送り出されたときから、作曲家の手を離れたのだと

よくいわれるが、天国で天才たちは胸をかきむしっているに

ちがいない。。

実際、三善晃先生はご尊命のときから、そうであったようである。

なぜアナリーゼが大事なのか?

それは、天才たちのひらめきと技に感動するため!だと思う。


ダン・タイ・ソン

投稿日:2015-08-04

ビールを炭酸水に変えてからすこぶる調子が良い。

それも伊藤園のが炭酸が効いていて美味しいです!

感動してますか?の続きですけど・・

小中学時代はミュージカルと洋楽をよく聴き

あとは、本が好きで文化祭での学園ドラマの

劇の台本などを書いていた。

あこがれもあって、このころはコンチェルトをよく聴いていた。

モーツァルト、ショパン、リスト、チャイコフスキー

ラフマニノフ・・

高校時代は面白いこともなく過ごし、そして

ダン・タイ・ソンに出会う。一方的にだが・・・

ショパンコンクール時の彼のまっすぐなピアノに

感銘を受けた。ベトナムで彼は過酷な状況下で

ピアノを弾いていた。とても衝撃的だった。

今はほとんど彼の演奏を聴いたことないのだけど。


中国に演奏旅行で行ったとき、北京音楽院を訪ね

そこで琵琶の演奏を耳にしました。今までにも中国琴や

琵琶などたくさん聴いていましたが、そのときは異国という

こともあったのか、溢れる涙がとまらずに困ったのでした。


それとジャック・ティボーとコルトーの演奏、リパッティ、

エドヴィン・フィッシャー、ネイガウスなどCDでですが

忘れられないほどの衝撃を受けました。 最近、というか

半世紀生きているともう、あまり感動に出会えない。

如何ともしがたいが、いかんいかん。




感動しているか!

投稿日:2015-08-01

小学生の生徒さんが、劇団四季の

「ライオンキング」を観たことの感動を話してくれた。

人生の中で何度か決定的なショックを受けるときが

ある。良いこともあれば、悪いこともあるだろうが。

カルチャーショックと呼べるかどうか、わからないが

何度かよい意味での起爆剤となるような出来事が

あった。

小学3年生くらいのとき、入っていた児童合唱団の

先輩たちが「オリバー・ツイスト」のミュージカルを

演じるのをみたときだ。「みずうみ」という合唱団。

高校生のお兄さんおねえさんたちが、アドリブを

きかせて湖東先生(合唱団の指導者)にからみ

会場内大爆笑!!

ミュージカル自体にも感動したが、その先輩の

大人びていたこと、アドリブにめちゃくちゃ感動したのだ。

私は言われたことを必死でこなしていただけの

生徒であったと、その時強く強く感じ、人間

アドリブがこなせるだけの下地が必要だと

幼いながら、思ったのだった。

着ぐるみミュージカルと違い、そのオリバーは

みんなの熱気が伝わってきて、

しばらくの間、憑かれたようにその

ミュージカルのことばかり考えていた。

歌う喜びに目覚めた。

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