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向山敦子ピアノ教室
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ブログ
完璧主義
投稿日:2013-08-12
完璧主義の功罪について
前回のブログに書いた一時でも時を忘れるほどに
練習する時間が持てないと技術の上達はなかなか望めない・・と。
ふと思った。そうだ私は完璧主義なほうだったなぁと。
幼い頃から・・すべてにおいて。
でも大学の頃からは完璧主義という言葉にあまり良い印象を
持てなくなっていった。ピアノで完璧というと何か、ただ間違えずに弾く
というような印象が持たれるからだ。
時を忘れるほど夢中になるというのは完璧主義のなせる技ではないかと
気づいたのである。その努力はつらいものではない。生まれ持っての主義
なのでそうしないほうがつらいのである。生まれ持ってのといったのは、
私の両親は決して完璧主義ではないのだが、祖母が徹底した完璧主義。
OttOも完璧主義だが、やはり両親はそうではなく祖父がそうだった。
私たち二人をみると隔世遺伝になっているのだ。そして二人とも決して親から
完璧主義を押しつけられたことはない。
スポーツの世界でいうと、ダルビッシュ投手のあの球種の違いを同じフォームで
投げ分けるテクニック。イチロー選手の徹底した練習と自己管理。これは、
生まれ持っての完璧主義による努力のたまものではないだろうか。
つらい努力ではなく、本人がしないではいられないのだと思う。
今は完璧主義に悪い印象は持っていない。そのために本人にとっては
つらくもなんともない努力ができてしまうのだから。
でもその結果には完璧を求めずにこれだけやったのだから満足と思えれば
よいのだと思う。
功罪については、音楽性まで含めた完璧主義であれば、
なんら悪いことはないのかもしれない。
ミケランジェリ、ツィメルマン、グリモーなどは強迫性の心身症を
持っているのではといわれるくらいの完璧主義だ。
ピアニストにはきっと多いだろうと思う。
厳しいレッスン
投稿日:2013-08-08
お教室が夏休みに入りました。18日までです。
春からを振り返ってみると、なんとかわいい才能豊かな
子どもたちがたくさん来てくれたことか!!自分の言葉で
気持ちをきちんと伝えることのできるお子さんばかりで本当に感心します。
幼稚園保育園を終えて小学校にあがったお子様もピアノだけでなく
心構えや態度がぐんと成長しています。
ピアノが上達するための厳しさをお教えするのはとても難しいことです。
もっと練習しなくてはといってもひとそれぞれ感じ方がちがうでしょう。
楽しめるように音楽を好きになるようにと始められる方が多いと思いますが
楽器にしてもスポーツにしても時間を忘れるほどに夢中になって練習する
時期が一時でもなくては、それを楽しみとする趣味とする域にまで達することは
難しいと思います。残念ながら・・・
ましてやピアノの先生や音大希望となると大変です。
技術を磨くというのは並大抵の努力ではかないません。
私はやさきびしいほうだと思っています。一番の願いは
生徒さんが夢中になってピアノを弾く時がくるように楽しく厳しくしていきたい。
怒られるから練習していかなくちゃ、ではいけないと思います。
私がしかるとき・・小学校高学年以上の生徒さんは一度は経験があるでしょう・・
それは、家での練習方法が間違っているときです。
勿論練習を一度もやっていないのは論外ですが。。
受けた注意を全然直していない。
わからないはずのないところでも言い訳をする。
今までの3年間5年間はいったい何だったのか?となる。
残念なことにこのような生徒さんは、ときに親御さんに問題があるときがある。
いろいろな親御さんがいらっしゃいますが、問題のある時には私とは
相性が悪かったのかな〜と思うようにしています。
たとえばこんな方がいらっしゃいました。
「今度の発表会の曲は次の中から選んでください。エリーゼのために
乙女の祈り トルコ行進曲」 目がてん ・
大きなお子さんの親御さんで
「レッスンにくるように先生から子どもにメールしてくださいよー」 目がてんてん ・・
小学校高学年からは音楽に対して厳しい指導をしています。礼儀は勿論です。
厳しいといっても、とにかくレッスン時間中弾きまくってもらう感じなのですけれど。
たまにレッスン時間が長引いた時にはしぼられていると思ってください。
期待してる分、熱いレッスンになります (笑) 〜(^^♪
幼児はその年齢でできてほしい最低限の礼儀だけ注意しています。
でもほとんどだいじょうぶ(^v^) みんなとても良い子たち。
ピアノのタッチ
投稿日:2013-07-10
言葉をしゃべるのと同様にタッチにはいろいろな種類があります。
言葉を伝えるときに抑揚をつけたり、う・る・さ・い!と切って言ったりします。
小さなこどもには優しくなめらかに話しかけます。驚いたとき、大きな声で
えーー!と言ったりもするでしょう。
音楽も音の強弱や間合い、フレーズの区切り方で作曲家のインスピレーションを
演奏者はできるだけ伝えようとします。
印刷技術が発達して楽譜が印刷されるようになると作曲家は音楽用語を使い
自分の曲に対するイメージや弾き方を楽譜に細かく表現しました。
フレーズの歌い方と究極のレガートに関することはまだまだ先になると思いますが、
今回は音ひとつひとつをどんな長さ、タッチで弾いてほしいかを表した
記号についてです。 長いものから順に並べると・・・
まずとてもとてもなめらか Legatissimo そして Legato
音符の表わす長さを充分に保つ Tenuto (ソステヌート)
音符に何も記号がないもの Nonlegato くっつけずにはっきりと弾く
音を運ぶように奏する Portato
切って弾く Staccato
とても短く切って弾く Staccatissimo くさびのマーク
このように音符のひとつひとつに作曲家は指示を出しているのだが
苦労に苦労を重ねて書いた曲を好き勝手に弾かれては
たまらないのだろう。
三善先生がおっしゃっていたそうだが、
ご自分の曲を誰かが演奏したのを聴くと、胸をかきむしるほどに
苦しくなるということだ。逆のこともままあるのだろうが・・・
指示されているとはいえ、この長さに関しても音の強さにしても
無限に幅があるので、音楽は作曲家の手を離れて飛び立ったということか・・
でもまずは作曲家の書いた楽譜をよく見て考えて演奏しなくてはいけないですね。
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