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向山敦子ピアノ教室


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小澤征爾さんと、音楽について話をする/村上春樹

投稿日:2012-03-14

2012.3.7  

小澤征爾さんが体力回復のため、1年間の休養をとられると発表がありました。

食道ガンを克服され、復活コンサートも行われました。 

1月に天皇皇后両陛下の御前で30分だけ指揮をされましたが、体力の消耗が激しく

その後のオペラ「蝶々夫人」はやむなくキャンセルとなりました。

 

新年に是非読みたいと買ってあった本

「小澤征爾さんと、音楽について話をする」 をやっと手にとることができた。

〜始めに〜から、村上春樹さんの珠玉のことば

小澤さんが癌に冒されたことは、音楽界にとっても僕にとっても (そして

もちろんご本人にとっても)まことに心痛む事件だったが、こうして音楽について

腰を据えてじっくり語れる時間が生まれたことは、それによってもたらされた数少ない

「良き側面」のひとつだったかもしれない。英語の表現にあるように、

どんな暗雲の裏も日に輝いている。

 

そしてインタビューというよりは、お二人の語らいという様子ですすんでいく。

村上春樹さんの音楽通には驚くばかりで、ど〜んだけレコードからCDまで

持っておられるのか!と思う。

またコンサートのこともよく覚えていらっしゃる。本当にすごい!!!

小澤さんの師匠であるカラヤン、バーンスタインの話。オケの話。

グールド、内田光子、ゼルキンなどピアニストのこと。題名の通り

音楽の話がもりだくさん(^v^)

そしてまたまた春樹さんの〜始めに〜から、小澤さんへの言葉

 小澤さんが少しでも長く、少しでも多く、「良き音楽」をこの世界に与え続けて

くれることを、僕は心から希望している。「良き音楽」は愛と同じように、いくら

たくさんあっても、多すぎるということはないのだから。そしてそれを大事な燃料

として取り込み、生きるための意欲をチャージしている人々が、

この世界には数えきれないほどたくさんいるのだから。 

 

私もそのうちのひとりです。 ご回復され復活される日を心から願っています。

 

 

チャイムとヘミシンク

投稿日:2011-12-23

海外より、Xマスプレゼントが届いた。

♪♪〜ドアチャイム〜♪♪

素晴らしい音色がするこれは楽器ですね。長い残響が

うねりを生じ、音の波が空中をぐるぐるまわってくる。

昔バリで買ったバンブーのものは、ぽこぽこと打楽器のような

素朴な音色だったが、いただいた金属製のこれは、とても繊細で

何色もの美しい音のりぼんが見えるようです。

 

ヘミシンク効果という研究があります。

リラックス状態が得られたり、体外離脱が経験できたり

ちょっと怖い音の魔術・・・

両方の耳から異なる周波数の音楽を流すと、脳が

緊急事態と覚醒し一時的に感覚がするどくなったり、

リラックスしたり、幻覚をみたりできるらしい・・

らしい。。というのは、私はそのCDを聴いて幻覚を見たことは

なく、いつもうっとりと気持ちよく眠くなってくる。

いろいろオカルト的に言われていることや霊感などは、多分

脳の暴走と混乱で説明がつくことなのだろうと思う。

このCDあまりおすすめはしませんが・・・もし興味があれば、

モンロー研究所というところが真面目に研究し、作成しているものです。

 

リパッティ

投稿日:2011-12-18

4大大好きなピアニストは、

リパッティ  ホルショフスキー  田中希代子 ルプー

久しぶりにリパッティのブザンソンコンサートを聴いた。

バッハ、モーツァルト、シューベルト、ショパンと

病を押しての最後のライブ録音である。

今までは、モーツァルトのイ短調ソナタと

ショパンのワルツに感動しきりだったが、今日は

シューベルトに参ってしまった。

しかしこのライブは、胸にせまりくるものが尋常ではなく

いつも苦しくなり目頭が熱くなる。

気品漂う詩情、抑制された端正なリズムとペダル。。

何と美しい!

作曲家の望む音楽の極致だと思う。

 

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