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向山敦子ピアノ教室


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原発危機と東大話法〜想い出がよみがえる

投稿日:2015-02-04

  「原発危機と東大話法」  安富歩著 を読んだ。

これは、面白い!!!  面白いなんて言っていいのかな?

面白い=目の前が、明るくはっきりとするようす が語源 うん大丈夫!

本当に目の前が開けました。いろいろな意味で・・ぜひ一読をオススメします。

まずはじめに印象に残った言葉が、「名を正す」  「論語」にも出てくる。

原子力業界には、無数の言い換えがあり、国民を騙しているだけでなく

使っている本人たちが、それを信じるようになってしまう。たとえば

原子炉の高経年化→ほんとは→原子炉の老朽化

原子力安全委員会→ほんとは→原子力危険性審査委員会

プルサーマル→プルトニウム燃焼 などなど山ほどある。

左が公式表現であるが、事実を覆い隠している名前だ。

まず「名を正す」ことをしなくてはいけないと説いている。

世の中に溢れてる事象だ。

 「東大話法」  

身近にもこういう人います。 程度の差はあるものの結構いらっしゃいますね。

もっと直接的な方もいました。 氏(とある東大関係者)曰く、

「名刺の肩書に東京大学って入ってるとやっぱりモテるんだよね。この年でも・・」

って、うわ〜こんな人がいるんだー。  で、それからは軽蔑の眼差しor無視!

 

精神科医のK氏のことも書かれているが、たぶんご本人は反省をされていると思う・・ので

ここではふれない・・もうなかなか素直にはなれないお年?いや経歴なのでは?

精神科医には何人か会ったことがある。オススメしません。懲りました・・・。

この複雑極まりない人間のそれも無意識の領域まで踏み込んで

治療ができるなんてことがあるのだろうか? この程度の人に? が感想

ふー言ってしまった。  精神科医にはご用心!!

 

次に登場するのが、池田信夫氏。で氏への批判は読んでいただくとして、

ここからが想い出   今日は長くなりそうなのでどうぞこのへんで・・

 

池田信夫氏も東大出だが、私の存じ上げている東大の池田先生といえば、

池田信雄教授だ。  びっくりしましたー・・・なんて似ている名前だろうか。

ドイツ文学者 翻訳家。 「コントラバス」という先生の翻訳なさった芝居をみたことがある。

キャラボの西川さんが演じたのを最近知った。(キャラメルボックスはTOMOが大好き)

奥様の香代子夫人とともに「ベルリン 天使の詩」や「さすらい」などドイツ映画の

字幕翻訳も手がけていらっしゃる。

池田先生は、東大の先生でもこの本に書かれているような話法であるはずもなく

柔和なお顔に優しさがあふれていて、文学、音楽、美術となんにでも精通しておられました。

ただし若い私には勿論対等にお話などできませんでしたが・・今でも・・ですね。

池田先生は、私の恩師武沢武先生のお宅でのパーティーでお目にかかりました。

その池田先生に喧嘩をふっかけたのが、古今亭右朝師匠  私は落語が大好きで

先輩であるピアニストの小池由紀子さんに誘われてよく聴きにいきました。

右朝さんは、生粋の江戸っ子で切れ味抜群の噺家。将来、志ん朝を継ぐかもという逸材でした。

東西線のホームでばったり!着物姿の志ん朝師匠と右朝師匠にお会いしました。

右朝師匠が「この人がほらうわさのあっちゃん・・」 志ん朝師匠「ほーーー」

もう悪いうわさでもなんでもいいと思いました。  ミーハーな私です・・・。  でも

落語家さんはお話がとってもうまいので、(嘘もうまいので?)

今から思えば、志ん朝師匠は何もご存じなかったのだろうと思います。

右朝師匠は、浅草橋の生まれで育ったのが国分寺。

先日OttOが国分寺でよさそうなお店があるといっていたので、今度

行って見よう。きっと右朝師匠ゆかりのお店があると思う。

ピアニスト小池由紀子さん 2005年(享年49歳)

古今亭右朝師匠 2001年(享年52歳)

お二方とも独自のスタイルを確立され、伝統を後に続く者に伝え

かけあしで逝ってしまいました。

生きておられたら、どれほどのことを成し遂げたかと思うと残念でなりません。

小池さんが亡くなって何カ月も私はおかしくなってしまった。言葉を失った。

シューマンを愛し、ロマンティックで自由、おおらかなピアニストでした。

右朝師匠のことは朝のテレビで知った。子育てに夢中で寄席から、ずっと

遠のいていたから・・体調がお悪いことも知らなかった。本当にびっくりした。

右朝師匠のCDが発売された。 早速注文しよう。  

武沢先生 小池さん、右朝師匠、志ん朝師匠の想い出が

ふわ〜っと心にひろがった一日でした。

 

 

ピアノの森

投稿日:2014-11-10

ピアノの森 第25巻が出ました。

来るのが待ち遠しい・・・

24巻では、KAIのファイナル!コンチェルト第1番の演奏。

自分の中で音を鳴らしながら想像して読んだ。

ずっと今まで読んできてKAIの成長が楽しくて仕方なかった。

天性の素質ばかりでなく、すごい努力家の秀才に

描いてくれたので、がんばれーと思わず感情移入してしまう。


さて25巻では、いよいよショパンコンクールの発表が

あるのだが、25巻を購入しようとネットを開いたところ、

KAI優勝の文字が・・・

あ”−ーーもーこういうこと書かないで欲しいなあ。。と

いいつつ、私も書いてしまいました。すみません。。

それでも25巻が待ち遠しいです。



ユダヤ式教育

投稿日:2014-07-15

生まれてまもないあかちゃんの頃からハイハイの時期

ユダヤ人の家族は、良い子であるとき、なにかが良くできた時に

甘いシロップやジュースなどをスプーンにひとさじぺろっと

なめさせてあげるのだそう。

それが、がんばったりよくできた時のご褒美やよろこびと

記憶されて自らやろうという自発的な人間に育つらしい。

ユダヤ式教育について今回さらに2冊本を読んだ。

この2冊は主に6,7歳からの教育、勉強の仕方

親子関係のありかたについて書かれている。

自分の子育て期を省みるとこれにほぼちかい感じがする。

かといって子どもが「天才」になったわけではなく、ごくふつー

ではある。ただいつの時代も好奇心が強く自分の好みや主張が

はっきりしており、それに向かって言われなくてもがんばる子では

あった。  何々しなさい!ということはほとんどなく、

こどもがやりたいことは、危険が伴わない限りはできるだけNOを

出さなかった。親は我慢、忍耐そして待ちの姿勢をとった。

幼稚園時代の家のふすまはTomoの芸術的な?絵?模様?で

埋められていた。とにかくできるだけ自由にさせた。

それと子どもの話を面白がってしっかり聞く。これは夕飯時や

夜寝る前のお楽しみであった。

今でもよくふとんに入ってくるのだが・・

中学受験のための塾に通っていたがその算数や社会など

今の問題の解き方に私が感心するのでよく説明をしてくれた。

親も勉強につきあうのだが、教えるより教えられていたのだ。

教えてくださるのは塾の先生。教えのプロ!

CSでは本当に素晴らしい先生がいらして、その時に国語力

がうんとついたとTomoは言っている。 

しかしせっかく受験して入った学校が問題だったのだ。

我が家にとっては・・

ある方のブログで

小中高の12年の学校教育は「従順な労働者を作り上げる

目的で創設された」という情報が出回っています。とあった。

久我山中3年生のとき、主任の先生が

「わが校の卒業生は社会でますます求められ、さすが久我山だ

とおほめにあずかっている。しかしこのまま高校まですすんでは

お互い不幸になる生徒もなかにはいると思われるので、

高校進学には十分考慮していただきたい!」 とおっしゃった。

「あ”−うちだー」と思って早速また高校受験準備に

追われることとなったのである。久我山で唯一良かったのは

素晴らしい演劇部で鍛えられた演技力が今のオペラ演習で

役だっていること。そして今でも続いているその仲間たちとの交流。

それはほんとによかった・・・  

いろいろな教育論があるだろうが私は

このユダヤ式の家庭教育がまず人の根っこをしっかりと

作り上げるために必要なのではと考えています。

オススメです。

 

「与える」より「引き出す」!

ユダヤ式 「天才」教育のレシピ  

  アンドリュー・J・サター

  ユキコ・サター  ¥657

 

 

 

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