向山敦子ピアノ教室
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ブログ
ピアノ発表会 プログラム
投稿日:2016-07-10
いよいよ今週末となりました。
発表会のプログラムの一部をご紹介します。
第1部は幼児から小学4年生
この日は幼稚園の楽しい楽しい夏祭りが
あるので、2時〜3時の間にピアノ発表会に出演し
急ぎゆかたに着替えて今度は夏祭りに参加するという生徒さんも
いらっしゃいます。
キャサリン・ロリンやハイドン、ケーラー、ブルグミュラー
ベートーヴェンのソナチネ、エリーゼのために
ギロックの小品やソナチネ、平吉毅州など演奏します。
ヴァイオリンの智子先生もお子さんがやはり夏祭りに。
そこで少し重い曲なのですが、第1部の前半にモーツァルトを
演奏していただきます。
ヴァイオリンソナタ 第28番 K.304 ホ短調
このソナタが書かれたのは1778年、モーツァルトはマンハイムから
仕事を求めてパリへと向かいますが、なかなか思うようにいかず
つらい日々を過ごします。そして少し後の7月3日、
最愛のお母さんが亡くなってしまうという悲劇に見舞われます。
大抵の文献には、この母の死によってこの悲しみのソナタが生まれたと
なっているのだが、どうも書かれたのは少し前のようらしい。うーん?
この頃に短調のピアノソナタも書かれています。 K.310 イ短調
どちらも暗く悲しみのどん底にある音楽。
しかしモーツァルトの悲しみは、疾走するといわれるように、
その中でも毅然として貫く意思が感じられる。
彼の指示したmaestoso (K.310) や allegro ( K.304)
からもわかるように、奏者が悲しみに溺れないように演奏せよという
モーツァルトの思いのような気がします。
このヴァイオリンソナタの第2楽章の長調に転じるところ、私にはつぼで
もう胸がつまってきてしまい涙が浮かぶ。長調なのに?と思われるかも
しれませんが、このメロディーのいとおしさは、半端ないです。(言葉ワル!)
感動のあまりぐっとくるのです。幼子をあやすかの如く、優しく抱擁されるように
包み込まれる音楽です。すばらしすぎます。ほんとです。
さて、
第2部(午後6時開演)のプログラムは
人形の夢と目覚め、おしゃれな田中カレンさんの星座めぐりの曲集から
白鳥、一角獣、ドラゴン、シューマンのトロイメライ、飛翔
ショパンは小犬のワルツ、即興曲第1番、そして幻想即興曲
革命のエチュード バッハのパルティータ 第1番。
ベートーヴェンソナタ 第31番 第3楽章 ・・・です。
皆、一生懸命です。
魂と心のこもった演奏をどうぞお聴きください。(ちょっとオーバーかな?)
でも必死なのは確かです。みんながんばってね〜♪♪♪ (^O^)/♪♪♪
毎日のレッスン生活
投稿日:2016-06-07
生徒さんが日に日にではなくて、週に週に(なんて言葉はない)
けど、とても上手になるので、レッスンはたいてい喜びで終わります。
ちいさなお子さんたちは、園であったことや家のことを
たどたどしくも一生懸命に話してくれます。
当教室はほんとにおしゃべりさんが多いです。楽しいです。
私は話すことが苦手で、実はレッスンで、もどかしいことがよくある。
音は目には見えないので、非常に抽象的な表現しかできない。
特に両手のバランス。和声のここをもうちょっと響かせて立体感を
だしてほしい、バスとソプラノで額縁の如くとか・・
タッチでは、心が外に開かれるような脱力、芯の通った打鍵
手の大きさや重さの関係による可能な限りのふくよかな響き。
さらに、いろいろなタッチ
羽のような、葉擦れのような軽いタッチ。ぽとり水滴が落ちたような。
あるいは油絵具で描いたような。あるいは鋼のように、嵐のように。
ピアノを弾くということは、毎日世界遺産に触れているようなもの。
作曲家の苦心の末に生み出された作品を読んで音にして聴いて
時間も場所も超えて旅することができるのだ。
レッスンとは、その作品を一緒に美しく再現していく作業である。
作曲家の生きた時代、背景、心に 思いを寄せて感じ、想像していく。
こうして、私のしあわせな一日が終わり帰途につく。
だいたい毎日21時ころから、夕飯の準備にとりかかるのだが
その時に大抵、NHKのNEWSを観ます。そして
現実に戻され、ふ〜〜っとため息・・・。
22時ころ、ごはんができるけど、まだ誰も帰ってこない・・。
継続は力なり
投稿日:2016-06-06
毎日の練習が必須なピアノやほかの楽器の演奏を
続けていくことの意味はなんであろう。
今まで途中でやめることになった生徒さんは、およそ
すべて親の方がやらせたくて習っていた生徒ばかりだ。
なので、今現在そのような状態になっていらっしゃる方は
早めにご相談ください。ここ3年間くらいでおひとりずつ
結果やめられた生徒さんがおられました。
幼少期にピアノを弾くこと、楽譜を理解することを習うのは
脳のはたらきにおいて、とてもよいことと言われている。
音感も4,5歳くらい、指の敏捷性は10歳くらいまでに非常に
発達するので、このときにしっかり練習するとよいのです。
親は子供の為を思って習い事をさせているのです。
こんなしあわせなことはないのです。
「勉強ができるのはしあわせなこと!」と、「今でしょ!」の
先生が言っておられたが、ほんとうだ。
親御さんが、ピアノが自分の夢だったから、とか
やっていれば、きっと好きになる!!
楽器を趣味として楽しめるようにしてあげたいから、と思って
習わせるのは本当に悪いことではないのですが・・・
ですが!
やはり最初は、いくら幼くても
ご本人が「ピアノが弾けるようになりたい!!」
「ピアノの音が大好き!!」という気持ちになったときに
はじめてほしい。そして、練習を毎日すると約束をして。
守れなくてもよいのです。初めが肝心です。
レッスンにいらっしゃるお子様の目の輝きが、
双方では全く違うのです。
今までやめられた方は、みなお母さんのためにやっていたんだ
といってやめていかれました。心を押しころしている感じです。
こちらも最初は注意深く見守っているのですが、根が音楽大好き人間の
わたしなので、お子さんがそんなにピアノがいやなのかということを
忘れてしまうのです。 ときには、はっぱかけちゃうわけです。
あるいは、高学年ともなれば、ピアノを習う意義ということなども
お話します。きっとこんなにいいことがあるよと。 でも
やはり、毎日の練習はきついのですね。
それに、今の子供たちは本当に忙しい・・です。
そこで、こちらもそのようなときには、ひとつ提案させていただく
ことにしました。
もし悩まれている生徒さんは、レッスンに、くら〜い顔で来ないで
どうかご相談くださいね。
継続は力なり と申しますが、努力の継続は大変難しい。
物事の本質を探究し理解するためには、
ひとつのことを継続して努力しなくては、到達しない。
そしてその大事なそのひとつのことをさらに極めるために
本を読んだり、ほかのことも勉強しなくてはならないのだ。
好きでない人にはできないことだとわかる。
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