伊藤恭子ピアノ教室
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ブログ
1年ぶりの訪問
投稿日:2014-05-18
土曜日の朝,レッスン室へ向かっていると1通のメールが・・・途中立ち寄るつもりだったコンビニの駐車場で確認すると昨年の発表会で教室を卒業した男の子からでした。「今日のお昼に遊びに行っていいですか?」とありました。彼はこの春,高校を卒業しコンピューター関係の専門学校に進んだ子です。小さい頃に受けた交通事故の後遺症で身体が少し不自由です。1年前の発表会では自作のピアノ曲「心歌 しんか」を披露してくれて会場に感動を与えてくれました。ちょうど昨日はお昼前の教室生が都合で他の日に振り替えになっていたこともあり「いいいよいいよ 11時にどう?」と返信し再会できました。「あれ ちょっとというか結構痩せたね。5キロくらい痩せた?」と聞くとニコニコして「はい」彼は自転車には乗れないので自宅から20分ほど歩いたところからバスに乗り毎日専門学校に通っています。1時間かかると言っていました。そして週3程度飲食店でアルバイトも始めていました。小中高に比べるとずっと遠くなった学校へ通いアルバイトにも行き始め彼の世界はぐんと広がったように感じました。充実している様子が笑顔や話から伺えます。「店長は優しく教えてくれる?○○君は真面目だしきっとみんなに可愛がってもらえると思うよ。辞めないでがんばってね。」と言うと「うん。2年間続ける。」と答えてくれました。自分のお母さんのことも母と言えるようになっていて私との会話でも敬語がたくさん盛り込まれていました。お母さんに連れられ初めて教室に来てくれた中1の春、最初の頃はうまく動かない指が歯がゆいのか,それとも私を心許せる相手かどうか見ているのか,乱暴にピアノの鍵盤を叩く彼でしたが徐々に心優しい本来の姿を見せてくれるようになりました。教室を卒業してからこうやって訪ねてきてくれることはレスナーにとって本当に嬉しいことです。いつも変わらぬ状態で私も卒業生を迎えられる人間でいたいです。
第2教室のみんなへ
投稿日:2014-05-05
レッスンのときに教室玄関で過ごすラッキーを可愛がってくれてみんなありがとう。「ラッキー」と呼んでくれてオムツ姿のラッキーにも「可愛い」と声をかけてくれてラッキーはみんなと触れ合うひとときが嬉しかったと思います。「ラッキー先生のこと大好きだね。そんなに好きなら結婚したら?」とレッスン帰りにラッキーに声をかけてくれた女の子もいました。みんなに可愛がられてラッキーは幸せ者だったと思います。来週からはラッキーがいない教室だけど、私がラッキーの分までみんなに愛情を届けるネッ!
みどりの日に
投稿日:2014-05-05
昨年の夏に犬が飼える環境に引っ越した我が家は第2教室で暮らしていた犬のラッキーを引き取りました。今年3月10日に15歳の誕生日を迎えたラッキーは老犬です。前立腺の腫瘍が見つかった今年の3月以来排尿困難に悩まされ、そこからの腎機能の低下、水腎症となり尿管も閉塞気味となりこの2ヶ月はがんばってオシッコを出すことが何より大切な日課となりました。先月末には肺炎にもなり腎機能も更に悪化。多臓器不全へ。下痢と嘔吐の毎日となり徐々に食べることができる種類も量も減って遂には全く食べ物を受けつけなくなりました。ここ数日はやっと水を飲むだけでぐったりと寝ていることが多くなった愛犬。「もうすぐみんな帰ってくるからね。待ってて」と励まし続け、離れてくらす家族が集合したのは一昨日5月3日。ぐったりとしたラッキーを順番で抱きながら3人と1匹の団らんの夜を過ごしました。翌日4日の夜にラッキーは息を引き取りました。「ラッキーラッキーラッキー」と私達はひたすら名前を呼び続けました。心と身体の中心をえぐり取られるような苦しさと悲しさ。この2ヶ月一進一退を繰り返していたおかげで気持ちの準備をする時間はあったのに,逝ってしまった愛犬にすがり目を覚ます奇跡が起こることを願い現実をすぐには受け入れられませんでした・・・・・・今日は第2教室としている私の実家の両親の所を回ってからラッキーを天国へと送りました。お母さん一人を悲しみに暮れさせないために,可愛がってくれたお父さん、お姉ちゃんの帰りを息も絶え絶えに待ちみんなのことを思い旅立つ日を決め絶妙のタイミングで逝ったラッキー。ありがとう。短い間だったけれど濃い時間を過ごさせてくれてありがとう。一緒に暮らしてくれてありがとう。最後に少しだけ介護ができたことも私は幸せを感じられる明るく楽しい時間だったよ。私が暮らす世界での10年はラッキーがこれからゆく世界では1日のような気がします。もしも私が長生きできたとしても天国で暮らすラッキーにとっては5日程度な気がするから待っててね。今までもこれからもすっとすっと大好きだよ。
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