伊藤恭子ピアノ教室
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ブログ
皆とがんばった達成感があります
投稿日:2020-10-31
秋、佐賀市内の中学校では校内合唱コンクールが催されます。毎年、教室生の何人かが指揮者やピアノ伴奏者を務めます。必ずしも余裕を持って弾ける子ばかりではありません。初めての全体練習でテンポについていけず自信を失ってしまう場合もありますが、這い上がるようにそこから努力します。限られた期間で仕上げるためどの子も本当によく練習します。何があっても止まらず、テンポがブレることなく、声の高さと被らない低音域で合唱を支える等のレベルまで仕上げていきます。受験勉強と並行してがんばった子、部活でヘロヘロになりながらがんばった子、ある子は合唱コンクールと同じ日に行われた文化祭の学年劇で主役をもらい劇中のコーラス場面で伴奏する譜面を本番の2週間前にもらってきました。コンクール伴奏とはもちろん違う曲です。劇中で使う手話も覚え皆と演技の練習もしながら当日を迎えました。それぞれの努力と成長に今年も感動をもらいました。どの子にも伴奏者賞をあげたいほどです。動画は今年一番難易度の高かった曲を弾いた子です。お母様に撮影をお願いして送っていただきました。「君と見た海」
卒業
投稿日:2020-10-27
佐賀県でも有数の進学校である高校の3年生です。この1年ぐらいはチェルニーの練習曲を弾きながら曲はクラシックではなく、勉強の合間の気分転換にもなりそうな、本人が大好きな曲を選んでいろいろと弾いてもらってきました。しかし!時間の使い方が上手とはいえ、さすがに受験勉強に専念してもらいたい時期となりました。入試が迫る今、インフルやコロナも心配な季節。ただの風邪であってもレッスンのときに私がうつしてしまうようなことがあっては悔やんでも悔やみきれません。「進学先が決まった時点で佐賀を離れられる前に遊びにいらっしゃいませんか?」とお母様にお話しして教室卒業していただきました。今後も彼女やお母様と細く長くお付き合いを続けていけたら有り難く嬉しいです。これまでありがとう。希望が叶うよう祈っています。
全集中
投稿日:2020-10-26
レッスン中、生徒さんの気持ちがいまひとつ分散していると感じたとき、最近は「全集中!」と声かけしています。「あー」と言いながら集中しようとしてくれる子もいれば「水の呼吸」と続けてきて、鬼滅の知識が浅い私にたくさん教えてくれようとする子もいます。「鬼滅の刃」の人気は本当にすさまじく、小さい子は耳で覚えたメロディーを探りながら、小学生はそれぞれが良い響きだと感じるコードをつけて自分のお気に入りの演奏を。本格的に弾いてくれる大人の生徒さんもいらっしゃいます。初めて紅蓮華を知ったのは今年の春先、中学生の生徒さんがレッスン終わりに突然弾いてくれたときでした。耳コピ、そして完コピ。ピアノに吸い込まれるように集中してカッコよく一気に弾ききった姿に衝撃を受けたほどです。好き!という気持ちは何より強い、を実感しました。と同時にその子がこれまで積み上げてきた時間と努力があり、大好き!になった曲を自分の耳で聴き、考え、自力で弾くようになった成長も嬉しく感じました。ピアノという習い事は形になるまでにコツコツと結構な年数がかかります。すごく近くにピアノがあるときもあれば少し距離をおきながらピアノと接する時期もあるかもしれません。集中力や忍耐力、継続する力。続けていけばこそ得られるものもたくさんあると思います。生徒の皆さんにはピアノが一生の友となることをいつも願いながらレッスンしています。
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