レッスン楽器


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伊藤恭子ピアノ教室


ブログ

保育実習

投稿日:2015-06-09

先週と今週は受け持っている佐賀女子短大の生徒達が保育園に実習に行っているため短大での私の授業はお休みです。いつもと違って昼間にぽかんと時間が空きます。こんなときは・・・普段よりゆっくりコーヒーを飲んだり庭の手入れをしたり飼っている犬と遊んだり。もちろんピアノの練習もできます。7月上旬に短大の定期演奏会があり私は連弾で出演するのでその練習があります。同じく7月中旬に第二教室がある地区でサロンコンサートが予定されていてそこでの出演もあるので,ソロ曲や合唱の伴奏の練習をしたりしています。先週は夜の演奏の仕事のときに何十曲もあったリクエストの中で「オペラ座の怪人」の劇中曲にだけ応えられませんでした。お客様からの宿題となっているので,この曲も現在練習中です。「練習が嫌」という言葉をよく聞きますが,譜読みをしたり他の方との合わせなどの練習も含め、ピアノを奏でられる時間は楽しくそんな環境に身をおけることの幸せも感じます。

巣立ち 再開

投稿日:2015-05-19

4月に開いた発表会を最後に教室を卒業していった高校生のお母様から先週メールを頂戴しました。3人兄弟全てのお子様を教室に通わせてくださったご家庭でした。男の子お二人は中学で寮に入るタイミングで教室を卒業していて自宅から通える高校に入った女の子は受験勉強が本格化するまでということで毎週お稽古に通って来てくれました。10年以上お付き合いくださったお母様から頂いたそのメールには「どの子もいつも楽しみに通わせてもらいました。駄々をこねることはただの一度もありませんでした。」と綴られていました。レスナーとしてとてもとても嬉しい褒め言葉です。同じ日,二人のお子様の母となったかつての生徒さんがレッスンに来てくれました。ほぼ10年ぶりのレッスン再開です。仕事もあり子育てもまだまだ忙しい中,時間を見つけて譜読みをしてテンポを上げ,形にしてレッスンに来てくれたことを,彼女が弾くショパンのワルツを聴きながら感じました。初めてのピアノも再開のピアノも弾きたくなったときが始め時だと思います。

ホスピス

投稿日:2015-04-27

4月24日 前回と同じように母と二人で好生館緩和ケア病棟を訪問しました。14時に到着して受付の方に患者さんにお配りするために母が用意してきた歌詞カードのコピーをお願いしてボランティアスタッフの方々と挨拶を交わしました。スタッフのお一人であり私の友人であるみどりさんと会うことが母にとっては楽しみにもなっていて,母はしばらくみどりさんとお話させて頂きました。その間私は病室から患者さんをお誘いする思いで「フォレストガンプのテーマ」「星に願いを」を静かに弾かせて頂きました。車椅子でご家族様とご一緒の患者さんや歩いてロビーまで来てくださった患者さんがちらほら集まったタイミングを見てみどりさんが「皆さん 今日の演奏はこのお二人です。なんとこの二人 親子です。」と紹介してくれてスタートしました。まず「うぐいす」「ないしょの話」「子鹿のバンビ」の3曲を母が解説や曲に対する思いなどをお話させていただきながら歌い、私が伴奏しました。曲をご存知の患者さんやスタッフさんが一緒に歌ってくれました。歌うことが患者さんの身体に負担になってはいけないので,休憩を兼ね私のピアノソロで「こいのぼりメドレー」先月まで放映されていた朝ドラマッサンのテーマ曲「麦のうた」を聴いて頂きました。そこから再び母と皆さんの歌で「春の小川」「山のワルツ」「ふしぎなポケット」と続けました。「ふしぎなポケット」では母が患者さんのお一人に近づき「お名前を教えて頂けますか?」「ありがとうございます。せつ子さんですね。好きなお菓子は何ですか』「お饅頭ですか。いいですね。」とインタビューをして歌詞を「せつ子さんのポケットにはお饅頭が一つ。ポケットを叩くとお饅頭が二つ〜」と歌わせて頂きました。すっかり場の雰囲気も和みラスト曲のつもりで「ふるさと」を皆さんと合唱しました。少し時間も余っていたようでみどりさんに「恭子さん エリーゼのために 弾ける?」とふってもらったので「エリーゼのために」を弾き,曲を好きな方も多いかも?と思い「花は咲く」を最後に弾かせて頂きました。患者さん達が少しでもリラックスできる時間を過ごしてくださることが一番の願いですが,訪問が生き甲斐の一つにもなっている母や、背筋を伸ばして明るく歌う,今年77歳になる母の姿を見ることができる私も幸せです。

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