ピアノ教室コンセール・イグレック♪
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ブログ
2月のリフレッシュ
投稿日:2012-02-25
2月初めに出かけた、音楽家仲間たちとの久能山イチゴ狩り!
今年も名フィルメンバー山本直人さんの音頭で、総勢12名のワイワイツァーになりました。
オーボエの石田正さん、ヴァイオリンの矢口十詩子さんとの<山本号>に乗り込み、お年頃の話(?・・・主に体調です(^^♪)や音楽談義にも花が咲きました。
いつもは130個くらいは軽く行く山本さんが何故か85個止まりとちょっと寂しく(+o+)、時を同じく食傷気味?の私も、105個止まり(*^^)v・・・。
来年はさらにがんばります〜。(@_@;)゜゜゜
その後例年のごとく日帰り温泉と行きつけの清水のお寿司屋さんへ。
美味しいもの尽くしで帰途に着きました。
また先週末に、のんびり平湯温泉に出かけました。
ちょっと忙しくなる前にプチ旅行がしたいと思っていたもの。・・・
2日続けての休日は今月限り、ということで、ちょうどスケジュールぴったりのバスツァーに飛び込み参加。
旅館に着き、温泉を楽しんだ後郷土料理づくしを堪能し、平湯大滝ライトアップに出かけました。
幻想的な自然美に、ただただ感動です!
その後ツァーで知り合ったばかりの三重からのおばちゃま方と、タルマかねこおりライトアップへも。
翌日はまた見事に晴れわたり、ロープウェイで上った新穂高の山並は青い空に映えていました。
こんな快晴のお天気は、1シーズンに何日もないそうです。
景色をみているだけで、思わずしあわせになります。
白銀の世界に、碧い空に、温泉に、美味しいものをいただいて。・・・
これで元気い〜っぱい!
さぁて今年も笑顔で、新たなコンクール月間へのシーズンに入ります。(*^_^*)
一年の計が・・・。
投稿日:2012-02-05
節分も明けて、やっと今年初めてのブログです。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。
先日は名古屋もかなりの積雪で、慣れない雪かきもたいへんでした。
雪が積もると音が吸引されて、とても静かな音の世界になりますね。
読書に向く時間です。
さてこのひと月悠長にどう過ごしていたかと言いますと、年末から1週間ほどのお休みはあったものの、三が日明けにコンクール全国大会に参加した生徒たちが複数いたので連絡も気になったし、アジア大会まで進んだ生徒もいて何だかすこしせわしさもあったかな。・・・?それと何より、昨年自分のピアノも上向きのうえレッスンの成果もあがってきた訳だけれど、今年はどういう観点に目を向けて変革していったらよいだろうか、と思いを馳せながらいろいろな本を読み、考察していたもの。
何冊か読んだ本はいずれも演奏家たち、といっても指揮者、邦楽家、作曲家等が書いているものでピアノ稼業のものはないですが、音響学的な観点からのもの、音楽史的な観点からのもの、日本人と西洋人の身体性また遺伝子的な相違点からの考察。・・・それらをピアノ演奏の観点に置き換えて考察し、日頃からクエスション・マーク的に思っていたいろいろな課題についてthink againの毎日。
日頃から思うことって、・・・。
リズム、テンポに対する曖昧さ、レガート感覚の曖昧さ、2声部の聴き分けに対する鈍感さ、左右の手が創るバランス感覚の鈍さ、スラーの無視 etc.
もちろん自分も同じ経過をたどってきたと思う(でも私は一から十まで弾いて教えて頂いたことなんてほとんどない)けれど、どうしてこうも一から十まで弾いて聴かせ、教えなきゃわからないのだろう?と言うより、どうして弾いて聴かせると、こんなにも変わるのだろう?
なのに1週間経つとどうしていとも簡単に戻ってしまうのか、また戻らないケースはどう違うのか。
そうしてひと月くらいのあいだにまとまった考えがふたつ、みっつ。
これらはとても根本的なことで、ほぼ確実に変革を迫られる。
何度も伝え切らないなぁ、と思ってきたことだが、思考観点の提案力とでもいうか、それを何冊かの読書を通して与えられた結果だ。
例をあげれば単純な話、たとえばソナチネのようなクラシックスタイルの曲で、左手のアルベルティバスの伴奏などをもう少しちいさく、といった注意はごく日常茶飯事。
どうしてそれが容易にできないのか。
またいったいどうしたらすんなりとそれが出来るようになるのか。
それは日本人が農耕民族だったことまで話がさかのぼる。
北方の狩猟民族には、狩りのために動物の声とそれ以外の音を同時に聴く必然性があった。
また寒さを逃れるための石造りの住居は残響が豊かで、長く響く音を聴く習慣となったらしい。
一方日本人は、植物が繁茂した土壌に住み、屋内では畳、障子などが音を吸収する残響の少ない空間に暮らし、大事な音以外を雑音として片づける習慣がついた。
おかげで2声部のバランスを同時に聴くことが習慣的でなく苦手だし、休符を平気でイグノアしたり、・・・。現在フローリングの家屋になり、畳の部屋がない家もめずらしくない時代になりはしたけれど、この聴覚に関するDNAはそう簡単に消し去る訳にはいかない。
そう、やっぱりクラシックは西洋人向けのもの?日本人には到底むずかしい?!
けれど一方で日本語は子音が多く、倍音の豊かな言語。
西洋の石造りの家屋や都市構造では、音が反射するたびに高次の倍音から吸収され、基音が増幅するのに対し、日本のような家屋構造では、倍音がよく聞こえる環境になるのだそうだ。
先に「大事な音以外を雑音」と認識する、と書いたが、騒音のなかでもピンポイントで聴きとりたい音にフォーカスできる才覚には優れているらしい。
ではどうすればよいか。
他のクエスション・マークにも、一休さん的逆転思考でもってご名答!
拍感に関すること、技法上いまひとつ伝え切らなかったこと、練習する割にどうしていつまでも表現になってこないのか、とギクシャクした思いに駆られてきたことについての事柄と、具体的解決法。・・・
日本人の特質を使って解決できるものもあり、特質ゆえに徹底的に訓練してゆく必要があるもの在り。
結果何が変わったかは、今レッスンを受けている生徒たちがいちばんよくわかるだろう。
(ひとつの指示の背後にこんなにたくさんの考察の経過があると知ってびっくりかもしれないけれど。)
とくに上級生徒たちには即効力を持って伝わる者もいるが、これら根本的なことは初心者たちのレッスンから確実に伝えてゆくべきことなのだとじつに思う。
クラシック音楽は横に流れるエネルギーを確実に把握する以外、道はない。
そういう歴史を踏んだ音楽なのだから。
「ドミソ、シファソ、ド・ミ・ソー♪」という和声構造も、こうした縦の系列は理論としてはあっても演奏の実践上は横の系列で捉える事ができなければ「何かがおかしい。」ということになり、本物の音楽にはなり得ない。
一つ一つの音がどこへ向かいどこに吸引されるのか、音のエネルギーがあり、拍のエネルギーがあり、リズムのエネルギー、アーティキュレーションによるエネルギー変換、そのすべてを読みとり、自らの耳で丹念に聴きとる必要がある。
初期の段階から素直に学べば、それはたいしてむずかしいことではない。
いずれすべての生徒たちに還元があるだろう。
やはり変革には視坐の転回あるのみ。
さて「一年の計は元旦にあり」のところ「一年の計が1月にあり」と相成りましたが、さぁ、今年もがんばります。
初詣のおみくじは、大吉!この地元の神社で引くおみくじはいつも当たるので、気もちを引き締めて精進したいと思います。
皆さま、本年もどうぞよろしくお願い致します。
*レッスン初めの前日に日帰りで出かけた、冬の京都のスナップを。
(無鄰庵から青蓮院へ)
(長楽館・洋館)
(二寧坂手前にある八坂の塔がお庭から見える
日本画家・東山艸堂の私邸・The Garden Oriental Kyotoでのランチ)
(三年坂界隈にて)
(嗚呼、祇園佐川急便なり!)
(八坂の塔、祇園西花見小路)
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