ピアノ教室コンセール・イグレック♪
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初めてのテクニック講座体験
投稿日:2022-10-04
9月24日、菰野ピアノ歴史館で小倉貴久子先生の「ショパンの生きた時代」と題されたレクチャーコンサートのこと、もう少し詳しく書こうと思います。
2台のブロードウッド、プレイエル、シュトライヒャー、エラール、ハインツマン、ベヒシュタイン、7台の楽器を使ってショパンと彼にまつわる作曲家たちの作品、なんと15曲を聴かせていただきました。
(10/5からオンデマンド配信もあります。https://www.mdf-ks.com/news/)
軽やかで、しかしながら芯のあるその磨き上げられたタッチから湧きあがる柔らかで高雅な音響・・・、うっとりと聴き入ってしまいました。豊穣な香りたつような時間、ありがとうございます。
21日のYOSEコンサート出演、23日の5時間に名古屋のピアニストたちによるピアノワークショップと音楽の考察の時間が続きましたが、いろんな教えが解決され、頭がすっきし、爽やかな休日になりました。
昨年から小倉先生のもと習い始めたフォルテピアノとモダンピアノの違い、そこにまつわる指タッチの繊細な違いから、いろいろな楽器のなかの研ぎ澄まされた音を聴く耳が与えられました。ピアノ練習、作品についての考察、奏法についての考察、ひとつのコンサートを行なうのに、ピアノ演奏はいかに膨大な時間と労力を費やしているかと思いますが、色々な絵画にしても陶芸にしても、芸術は皆同じ。たくさんの時間とエネルギーをかけてこそ、芸術って素晴らしい!と思います。
それから2日間の上京の後、10月2日ピティナ新名古屋支部の先生方を対象に「ピアノテクニック講座」をさせて頂きました。
貴重な機会をいただきありがとうございます。
私自身まだまだ自分を変えてゆく過程ですが、若い時代に勇気をもって単身フランスへと空を飛び、ピエール・バルビゼ、パスカル・ロジェ、ジャン=フィリップ・コラールという素晴らしい名アーティストのもと得てきた知識を数十年にわたって研究し、培ってきた事柄を皆さまに伝えてゆける貴重な機会をいただけましたこと、たいへん幸せなご縁と受けとめています。
当日は、ブランカール著のフランスメソッドの〈基本のキ〉を皆さんひとりひとりへのポイントアドバイスを挟みながら、3つの指体操とその3つのエッセンスを生かした同音連打、指かえ、装飾音符の弾き方までを解説させて頂きました。皆さまにはとても熱心に聞いていただき、「タッチについて、沢山の気付きがある、とても有意義な時間でした。」「関節を意識した打鍵を少しでも身に付けられたらいいです。」「また、海外のお話なども非常に興味深く貴重でした。そして最後のノクターン第2番の演奏、とてもエレガントで魅了されました。」など感想をいただき、私自身充実したひとときになりました。
次回は、手首の水平移動と親指くぐりの話になるかと思います。
ありがとうございました。
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