レッスン楽器


上部フレーム

ピアノ教室コンセール・イグレック♪


ブログ

紅葉も楽しみました

投稿日:2025-12-04

レコーディングが終わってから、ウドヴィチェンコVlnリサイタルでミカエル・ロポネン氏pianoの譜めくりを急遽頼まれたり、川口成彦先生の18世紀の楽器を使ったリサイタルを聴きに行ったり等、合間に徳川園の紅葉も楽しみました。

 

昨日は久しぶりに大人の生徒さんが入会。HPを見て来てくださった50代の方。持ってきた曲はリストの「ため息」。

どんなかな〜と楽しみにしてましたが、なかなかにセンスある演奏。

ご本人は「メロディーがぶつ切れになってるみたいで気になる」と。

最初のアルペジオ音型の開始音のタッチについて色々な角度から説明し、もっと音色パレットのグラデーションが繊細になるといいですよねとアドバイス。メロディーはスタッカートではなくポルタートなので、その弾き方を解説しながら手首、腕の動きから指先のタッチがどのように変わってくるか、実演しながら解説。

1時間みっちりやっていたら、とても納得されて入会していきました。

 

これまで何十年と慣れている弾き方を変えていくことはなかなかに大変なこと。けど、この人やれるわ〜と教えながら思いました。

 

 

今朝は自分もこの3年の間にやってきたことをつらつら振り返り、2022年夏に受講したSACLAフォルテピアノアカデミー修了コンサートで演奏したC.P.E バッハの作品を弾いてみました。

昨日の人と同じように音っ面はその通りなんだけど、3年前に出してた音色は全く違うな、と感慨深く。

 

石の上にも3年、とはよく言ったもの。私は2018年の「ショパン国際ピリオド楽器コンクール」をワルシャワで聴いた時から、普通に私たちが弾いているモダンピアノの奥に潜む19世紀のピアノの内なる光と影なるものを感じ取り、縁あって勉強を始めたが、三年の時が経ち、モダンピアノだけを勉強している時にはわからなかった微細なまでに繊細なピアノのタッチを掴むことができ、そのピリオド楽器からの現代のピアノへの繋がりを伝え、奏法のアップデートについてアマチュアの方にもわかりやすい指導を目指していきたい。

 

この方のレッスンも、これからとても楽しみです!

 

初めてのレコーディング

投稿日:2025-12-04

初めてのレコーディング、無事終了しました。

 

「徹子の部屋」でピアニストのゲストの方が来ると使われていますので皆さまご存知のかたもいらっしゃると思います、タカギクラヴィア所有の1912年製ヴィンテージニューヨークスタイウェイを使って、かながわアートホールで2日間にわたり行われました。

 

濃密な2日間を振返り、毎日のグダグダを反省。魂の籠もった素晴らしい楽器は自分の業を抜けた音楽の尊さを教えてくれたし、分刻みのテイクでは一音から一音へのこだわりの極みが要求される高みの勉強になりました。明日からの自分、練習の質は変わると思います。

録音エンジニアの酒井 崇裕氏、ピアノプロデューサーの高木 裕氏、ほんとうに素晴らしい時間をありがとうございました。

         (2025.10.30記) 

 

    アーカイブ

    下部フレーム