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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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シチリアの穏やかな風

投稿日:2012-09-11

 

12日間のイタリア旅行から、昨日帰国しました。 

Catania〜Caltagirone〜Piazza Armerina/Villa Romana del Casale〜Ragusa〜Modica〜Scicli〜Enna〜Calascibetta〜Cataniaへ、タクシーとバスの旅。 

修行僧?のように歩きに歩いた旅で、撮った写真は1,500枚以上。

 

案の定、フランス語もほとんど通じないシチリアの片田舎で、かなり耳が鍛えられましたか。(^_-) 

 

       

 

子音に敏感になっている今の我が耳には、これまで聴き慣れているお気に入りのCDからもより奥深い響きが聴きとれます。

まさに「耳を澄ます」という感覚です!

旅行記はゆっくりと書くつもりですが、フレンドリーで親切なシチリアの人々に触れ、こころゆったりと穏やかなバカンスの時間を楽しみました。

 

日本語脳に戻るにせいぜい1週間、というところでしょうけれど、いつもながらこの耳の変化、楽しみます。(^^♪      

 

     Ragusaにて     

 

千畳敷カールとホールレッスン

投稿日:2012-07-27

 昨日、ピティナ本選に進んだ生徒たちのホールレッスンを行ないました。

近くの緑文化小劇場の空き状況を見て急きょ決まったもので、水曜レッスン生をスライドし、この日に集まれる生徒4名が集まりました。 

 

夏休み中のレッスン日変更願などもあってこの水曜日が急に休講日になったので、翌日は自宅教室でのレッスンとホールレッスンとで7時間レッスンになることも顧みず、前から一度行ってみたいと思っていた千畳敷カールに行ってきました。(こういうところが私っぽいですね〜(*^^)v)

 

     

 

  

       

 

朝7:10赤池集合はちょっとたいへんでしたが、お昼前には駒ケ岳ロープウェイに乗り、雲上の世界へ。ちょっと曇天で青空はのぞめませんでしたが、まずまずの日より。

例年ならばこのロープウェイを降りた辺り一面、お花畑ということでしたが、何と雪渓が残っている有り様。びっくり仰天でしたが、気温26度の温度差とうぐいすはじめ野鳥の歌声の美しさに、心身ともリラックスしました。

 

野鳥のさえずりには日頃も終日耳を澄ませているような私ですが、山での小鳥たちのさえずりはやはり遠くまで響いていて美しく、また風のそよぎや木々の葉音、土の音といった自然音にも触れることが出来、このところコンペ受験の生徒たちのレッスンやコンクール受験のアマチュア伴奏合わせなどで耳が疲れ気味だったので、いちばんの特効薬になったようです。

やはりピアノ指導で何が疲れるか、って、きっとどの先生も同じでしょう。それは「耳」です。

もちろん空気のよさも頭をすっきりさせてくれました。(^^)/

 

 

 

ホールレッスンでは、倍音の話には必ず触れます。

今回小学生の生徒には、実際オクターブの音で倍音を作って聴かせ、音の不思議に触れていました。

初めて聴く(実際はいっぱい聴いているはずですが・・・)ピアノの倍音のうねりに、すっごく興味津々の顔でした。

上級の生徒たちには、タイの音や長く伸ばしている四分音符や二分音符を以下に厳密には聴いていないか、休符時の残響とどう向き合うか等、時間経過と音のゆくえについてのセンスを促がしてゆきます。

こういったことはついつい忘れがちで指を回すことだけに終始しがちですが、曲の総仕上げともなると演奏の実際においては、即効の力になります。

 

豊かな倍音を引き出し、統合し、コントロールしてゆく。 

実際優秀な演奏家たちは、直の音よりこうした音の変化(へんげ)を敏感に捉えているもの。

自然界の音には、いくつもの演奏のヒントがあるように思います。

 

久しぶりのハイキングで、とってもリフレッシュできたひとときでした。

 

ライブラリーでのひとコマ

投稿日:2012-06-27

こないだ緑文化小劇場でのホールレッスンで、スタッフの方から「先生、Facebookのお誘い、ありがとうございます。」と声をかけていただきました。恐縮です。(+_+))

 

あ、でもぜひFacebookやりましょう〜!

 

いや、あのひょんなミステイクの後「友だち申請」がぐっと入り、Facebookフレンドは120名に近づく勢いです。(^^♪

 

 

さて昨日、愛知芸術文化アートライブラリーにて。

1、2年ほど前に名古屋市の図書館で借りて読んだL.モーツァルトの「バイオリン奏法」。ここのはめちゃ古くて黄なびた本でして。・・・

でもふとまた読みたくなったので5月に芸文で聞いてみると、「今貸出中でして。」「ではまたの機会に。」・・・

 

で、しばらく間が経ったので、昨日借りに訪ねて、仰天した!

 

「この本、蔵書にはあるのですが2005年から戻っていませんで。督促は出しているのですが。」との答え。

思わず「この本はモーツァルトのお父さんが書いた本でしてね、バイオリンに限らず音楽やってるひとには為になることがたくさん書かれているのですよ。ぜひこの図書館に置いてほしい1冊です。購入を希望しますよ。」と言うと「しかし、蔵書があるのに購入するというのは、・・・」

「でも2005年ってもう6,7年もでしょう?その方病気になられたとかどうかなったかとか、ではなくて?」と問い詰めると、

「はぁ、督促はかけているのですが・・・」と苦しそう。

 

こういうところがまったくもってお役所仕事の雰囲気だが、その困った犯人?電話には出るらしい。

 

「それでは県芸大か名音大に行くしかないかしらね。名古屋は音大少ないから。・・・でも県芸は一般に貸し出していたかしら?・・・」など呟いていると、検索してくださり「県芸にはあるみたいですが、やはり古い本のようですね。あ、ちょっとお待ちくださいますか。」

 

・・・・・・

 

だぁいぶ時間が経って「今上司と話してきたのですが、すぐには難しいかもしれませんが、考慮致しますので、よろしくお願いします。」とのこと。

「モーツァルトのお父さんが・・・」のくだりが効いたか。

 

こういう有り難〜い本は家に置いてあるとちょっぴり窮屈な感じで、気が向いたとき図書館で手にとるのが好き。・・・

 

でも、まぁこのたび、私、この本購入いたしま〜す。はい。(^^)v

 

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