レッスン楽器


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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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春ですね!

投稿日:2012-03-24

近くの農業センターのしだれ梅が満開です。

今年はなぜか出ついでの帰り道に、3,4回も出かけることに。・・・(*^_^*)

開花が遅かったので、五分咲きの頃から日ごと移りゆく開花状況を楽しめました。

 

    

 

さてピティナコンペの課題曲が発表になり、教室の社会人を除く生徒たちの半数ちかくは参加をめざしてはりきっているようです。 

春休みに入り、みんなのピアノはのびやかにハッスルしてきています!

 

 

私の教室生徒のコンクールっこたちに付きあっていると、一年を通して毎月のように誰かが何がしかのコンクールに参加している格好ですが、そんな中、高1の頃から私のもとにピアノレッスンに通っている声楽科生徒が、愛知県立芸術大学声楽科に合格が決まりました。 

 

 

声楽専攻も副科ピアノも高校で最高位。高校卒業式の後も、大学入試課題のほかに「素敵な曲だから。」とサン=サーンスの「アレグロ・アパッショナート作品70」をレッスンに持ってくる大らかさ。もちろん入試でも声楽、ピアノはばっちりだったでしょうけれど、そんな彼女、いつもは余裕の聴音で出遅れたり、新曲も例年より難しく、合格は難しいと思い込んでいたそうです。

  

それで「浪人したらどういう生徒活をしよう?・・・まず朝早くちゃんと起きてレッスン代を出せるようにバイトして、練習して・・・。」と想像たくましく(+o+)、入試が終わるとその後のことばかりを暗いイメージの中考えていたそうです。

だから合格発表で自分の番号を見た時は、思わず大きな声で泣いてしまったそうです。  

 

私は彼女のこういうところが、大したものと思います。

 

自分に対する厳しさをちゃんと持っていて、清々しく、奢らず逞しく、ほんとうに彼女はいいプロに成長していってもらいたいと思う生徒のひとりです。

  

さて明日はコンクールっこのひとりが、東京での「第5回ベーテンピアノコンクール受賞者記念演奏会」に出演、私の関東在住の知人も駆けつけてくれるとのことで、楽しみです。

 

ピティナコンペは4曲チャレンジで、とても落ちついた勉強になるいい機会だと思います。

 

春はレッスン問合せでなにかと忙しい時期。いつもそんな時期にコンペ課題が発表されるけれど、今年もA1〜F級まで40曲以上にさっさと目を通し、選曲もほとんど1週間以内に完結!

かなりの集中度でこちらは疲労困憊なのに、そういう時に限ってご父兄からのメールが増えるのです。 

まぁ、ご父兄もいろいろとご心配なのでしょう。(@_@。。。

 

さて加えて4月には某コンペの審査、5月には試演会・・・。

何やかやと続きますが、夏までは「毎月誰かが・・・」という状況からは解放されそうです。

 

ほっ! (^.^) 

 

2月のリフレッシュ

投稿日:2012-02-25

2月初めに出かけた、音楽家仲間たちとの久能山イチゴ狩り!

今年も名フィルメンバー山本直人さんの音頭で、総勢12名のワイワイツァーになりました。

オーボエの石田正さん、ヴァイオリンの矢口十詩子さんとの<山本号>に乗り込み、お年頃の話(?・・・主に体調です(^^♪)や音楽談義にも花が咲きました。 

   

 

  

 

いつもは130個くらいは軽く行く山本さんが何故か85個止まりとちょっと寂しく(+o+)、時を同じく食傷気味?の私も、105個止まり(*^^)v・・・。

来年はさらにがんばります〜。(@_@;)゜゜゜

その後例年のごとく日帰り温泉と行きつけの清水のお寿司屋さんへ。

美味しいもの尽くしで帰途に着きました。

 

 

また先週末に、のんびり平湯温泉に出かけました。

ちょっと忙しくなる前にプチ旅行がしたいと思っていたもの。・・・

2日続けての休日は今月限り、ということで、ちょうどスケジュールぴったりのバスツァーに飛び込み参加。

 

旅館に着き、温泉を楽しんだ後郷土料理づくしを堪能し、平湯大滝ライトアップに出かけました。

幻想的な自然美に、ただただ感動です!

その後ツァーで知り合ったばかりの三重からのおばちゃま方と、タルマかねこおりライトアップへも。 

 

     

 

            

 

翌日はまた見事に晴れわたり、ロープウェイで上った新穂高の山並は青い空に映えていました。

こんな快晴のお天気は、1シーズンに何日もないそうです。

景色をみているだけで、思わずしあわせになります。

 

    

                                         

            

白銀の世界に、碧い空に、温泉に、美味しいものをいただいて。・・・ 

これで元気い〜っぱい!

 

さぁて今年も笑顔で、新たなコンクール月間へのシーズンに入ります。(*^_^*) 

         

 

 

キーシンを聴いて

投稿日:2011-10-29

9月にパリで、友人とパリ管ほかのコンサートに出かけた際、「今いいピアニストって誰かな?」みたいな話になり、プレトニョフ、ペライア、アルゲリッチ、キーシンなどの名前が挙がった。

でも8月の終わりにBS放送でヴェルビエ音楽祭の模様を見た折、キーシンのヴァイオリン伴奏を聴いてなんか噛み合わずというかやけに身振りが大きく「あれ?」と思ったこと(しかしそのあとのソロはすばらしかったけどね。)を思い出して話すと、その友人も首をかしげて「う〜ん、私はキーシンってあんまり好きでないのね。なぁんか無駄な動きが多いように思うの。」って。やっぱそうなのかなぁ?と神童と言われた頃からだいぶ久しいのでよくわからないけど、等々思いつつ。・・・

 

そんなことを話していたら奇遇にも名古屋の友人からメールが入り、「こんどの名古屋でのキーシンリサイタルの招待が出ますが、出かけられませんか。」・・・・・・!?そこはひとつやはり、とうことで「今パリに来ています。その件、有り難く頂戴いたします。」(^^))-☆と返信。

 

 

さて時は過ぎ、先の月曜、私の急な申し出に我が家に調律の方が来てくださった。部分的に調律がおかしくなっているのと、なぁんか弾きにくいので来てもらったもの。

整音が終わり、こんどのキーシンリサイタル聴きに出かけるのですが、と話しかけると「あ、こんどのキーシン、私、担当なんです。」って嬉しそう。 

あら、まぁ!

 

 

当日、6時45分の開演に5時40分にレッスンを切り上げさせてもらって、出かける。1時間あれば悠々着くと思いきや、スタバのエスプレッソをひっかけて結構ぎりぎり。

 

いや、キーシンは偉大でした。とてもよかった。

やはり彼はソリストです。本物のピアノを久々、聴きました!

 

この日は近頃はいっしょに住んでいてもなかなか話している暇もないくらいのすれ違いぶりの母をいざなった。

彼女はほんとにいいものしか耳を傾けられないひと。

「すこし素晴らしい」くらいなら、普通なら途中で平気で居眠っているところが、今回は目を輝かせてずっと聴いていた様子。

 

そうして「貴方達のは指運びでしょ。キーシン、あれがピアノの音なのね〜。ピアノってつくづくすごい楽器ね。弦からキーシンの身体までが繋がって見えたわ。」

 

ははぁ・・・(+o+) 貴方達とはどのレベルを指しているの? ($・・)/~~~ 

おこがましい限りじゃないの? あまりに十把一絡げすぎない? 

だって彼はキーシン。・・・はぁ〜、そう、ま、つまりは超特級とそれ以外、ということで。

(そうそう、ほんとにいいものしかわからないみたい。)

 

では、生徒たちはどうなるの?(@_@;) 

 

あ、指並べ〜?(`´) 

 

あのね、日本とヨーロッパではバックグラウンドが全く違うの。

ひとつ音の出しかたから違うの、なのにその認識がね。

だから日々たいへんなことなのよ。

でね、そういった中で一所懸命教えている立場は〜?

 

いやぁ、はい、はい。なるほど、わかりました。

は、はぁ〜。(-。-)y-゜゜゜

 

まぁ、こんな母が元気でいるから、私はいまだ日々探究心に満ちていることができるのだと感謝しております。はい。

 

 

そして私は、というと、キーシンの演奏を聴きながらずっと以前にNHK-BSで聴いたアルカディ・ヴィロドスArcadi Vilodos リサイタルの感動をなぞらえていた。(ウィーンでのリサイタルの模様だったのですが、ビデオ放送でも釘づけで感動してしまったくらいのすばらしさ。生が聴いてみたいものです。)

天賦の耳はもちろんのことだが、音符の隅々にまで傾けられる情熱と誠意、エネルギーの強さと温かさを感じた。

 

キーシン40才、素晴らしい演奏だった。これからの円熟期を迎えて、確実にすばらしい芸術家としての道をゆくことでしょう。

 

こうしてリストイヤーに、ちょっと忘れがたいオール・リスト・プログラムのリサイタルを聴くことができた。

 

 

また私のグランドピアノを調律してくださっているM氏のピアノバランスは「やはり好きだな。」とあらためて客観的に音を聴きながら思ったもの。

 

思えば私がS6を購入したのは、当時のYAMAHA調律師の技量を厚く信頼してのこと。でもその後早期退職で会社を退かれて、後任になかなか満足できず。困り果てていた頃、あるコンクール会場でのピアノバランスがあまりにもいいので、楽屋に「きょうのチューナーは誰ですか?」と。

そこでM氏を紹介され、その後YAMAHAの営業方にその名前を上げると、「Mさんはいいですよ。黒田先生にMさん、いいと思います。」と強く圧してくれた。社の利益をのけてのこの時の営業方の誠意には今もって頭が下がる。

 

 

そんなこんなで、いろいろなことを振返り、感謝のこころでいっぱいになった有難いひととき。 

 

来週3日にはペライアのリサイタルがあり、これも楽しみにしている。

 

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