ピアノ教室コンセール・イグレック♪
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ブログ
秋になってきました
投稿日:2021-09-23
朝夕涼しい日になってきました。
思えば猛暑の7月、梅雨に戻ったかのような8月、そして秋はちゃんと来るのね!っていう感じの9月、・・・皆さま方いかがお過ごしでしょうか。
今年は8月に門下生コンサートを予定していましたが、変異株のコロナ禍が騒がれる中、ご父兄方のご意見が分かれ中止することになり、大曲をまとめていた人たちや久しぶりのステージ体験を楽しみにしていた生徒は夏休みにコンクール参加することになり、いろんなコンクールでがんばりました。ピティナ課題曲チャレンジでがんばった生徒もいました。
門下生同士の演奏を聴き合える門下生コンサートがなかったのはとてもさみしかったですが、たくさんの生徒たちが意欲的に曲に向かっていることに私もとても励まされました。
そんなわけで皆のコンクール参加の本番日程がさまざまなので、8月はちょっとたいへんでした。私自身も日本クラシック音楽コンクールなど審査に入り、またとない勉強をさせていただきました。
9月に入り、ちょっとひと息つくことができた感じです。
湿度の高かった今年の夏、こないだは調律師の方にも入っていただき、教室のピアノもすこしさっぱりしました。
先日は浜松の楽器博物館に立寄り、サロンコンサートも聴いてきました。
久しぶりの生の演奏会は、やはりいいものですね!
コロナ禍が続き、TVでは食べること中心の話題ばかりですが、今月に入って、新しい生徒さんの問合せもあり、すこしずつ芸術の秋を感じています。
まだまだ日中暑さが残ったり、突然の雨で蒸し蒸ししたりとたいへんですが、またピアノで皆と繋がれる時間を共有していきたいと思っています。
梅雨入り
投稿日:2021-05-21
今年は、早い早い梅雨入り。
私の住む東海地方も、今週梅雨入りをしました。湿度の高い日が続いています。
こんな時、教室の除湿機はフル回転。
今年に入って教室に入れた新しいピアノ、ブリュートナーと同時に購入した加湿器は、あまり使わずじまいのうちの梅雨入り。
そう思いっきり五月晴れを楽しむという日が続かないまま、雨のシーズンを迎えましたね。
名古屋では緊急事態宣言が出ましたが、学校は平常通り。ピアノ教室の方も平常通りにさせて頂いております。
生徒さん達には教室に入るとすぐに手を洗ってもらい、こちらの教室では2台のグランドピアノを使ってレッスンをしていますので、生徒さんはYAMAHA S6、私がブリュートナーを使って、ちょうど対面でレッスンをしています。
指の練習、基礎練習の時間は私が生徒さんのピアノのそばに座って見守りますが、曲に入ると私も自分の譜面台に楽譜を開き、指示を出します。
私は生徒が出す音色があまりよくない時、どのような指の構えで、あるいは手首を使わないままに、また腕を固めたままで弾いているか、フィンガリングがよくないのではないか、姿勢が傾いていないかなど、全部音で分かりますが、生徒さん達には私が弾いているところを「こっちに見に来て〜。」と言っては私のピアノの方まで歩いてきてもらったりします。
ブリュートナーは前のピアノにも増して繊細な表現が伝わるので、生徒たちの耳も格段と成長してきました。
そして、それは私自身も!
私はこの春以来、いろいろな所でフォルテピアノを試弾させていただく機会を持ち、成長しています。
フォルテピアノ(18世紀〜19世紀前半の様式のピアノ)を弾くこと自体はそう簡単でもない、と言うか、フォルテピアノはピアノという名前はついているものの、現代のピアノとは楽器が違うと言ってもいいほどのものです。
ですけれども、ピリオド楽器でその時代の作品を弾くととても弾きやすく、楽しいです。作品の奥義が見えてきます。
そしてその違いを自宅に持ち帰り、1935年製のブリュートナーに生かし、生かされ、生徒達にも伝授しています。
私が長い時間をかけて習得したことを、2、3回のレッスンでさぁ〜っと手の内にしてしまう生徒もいたりします。^^;汗〜
先日、地元密着紙の母の日特集でインタビューを受けました。
教室内の写真も掲載されましたので、イベント欄とともに紹介いたします。
ひき続き感染対策には予断を許さず、しかしますます前向きに、素敵な音楽とともにある喜びを胸に、がんばっていきたいと思います。
皆さまも、健康にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。
川口成彦フォルテピアノリサイタル&中日ピアノグレードテスト審査を終えて
投稿日:2021-04-03
一気に桜が開花し、穏やかな春ですね。
3月27日は碧南エメラルドホールでの「川口成彦フォルテピアノリサイタル」に出かけました。
1800年代のフォルテピアノであるワルター、グレーバーとホール所有のスタインウェイを使っての贅沢な音空間。
ショパン「ドン・ジョヴァンニのお手をどうぞのテーマに基づく変奏曲」は、ショパン17才の作でウィーンデビューに演奏したという曲。あまりの作曲の素晴らしさにシューマンが脱帽したという逸話は聞いてはいたけれど、実際の演奏を聴いたのは今回が初めて。超絶技巧の難曲、こうしてフォルテピアノで聴けたのは最高に嬉しかったです。シューベルトの「4つの即興曲」も奥行きがあって、時空の広がりを共有できる素晴らしい演奏でした。
会場では建設中の菰野楽器博物館の理事長、関係者の方々にもお会いし、いろいろお話することができました。
そして翌日曜日は、宗次ホールの「川口成彦リサイタル」へ。奇しくも会場では川口成彦さんのCD制作にも関わったという東京からご来場の録音エンジニアのH氏にお会いすることができ、ランチをご一緒しました。氏はオランダ在住でフォルテピアノに精通していらっしゃっていて、私のお気に入りのCD、川口成彦:ショパン「夜想曲&小品集〜1842年製プレイエルで聴く〜」Acoustic Reviveの録音技師でもあり、なかなか情報の少ないフォルテピアノのいいCDを教えていただいたり、なんだかたっくさんお喋りしました。
川口成彦さんの演奏を聴いているといろいろと音楽について考える時間をいただき、新鮮な気もちになりました。
そして4月に入り、1日におこなわれた中日ピアノグレードテスト名古屋審査会ではコロナ感染防止万全対策のもと、出演者誘導のお手伝い。長谷川淳先生、廣瀬恵子先生、伊藤仁美先生、中岡秀彦先生他2年ぶりにお目にかかり、ランチのあと皆さまとの楽しい歓談のひとときをいただきました。
翌2日の高山審査会では48名の審査、講評書きをさせていただきました。
昨年はコロナで開催成らずでしたが、まだまだ世界中でコロナ禍の大変な状況が続くなか、こうしてピアノ学習に励む方たちの演奏を耳にし、皆さまが元気でピアノ学習に励んでおられる姿を見ることができ、嬉しく思いました。
当日の私の総評から、抜粋して記します。
「世の中がすこし不安な状況にあるとき、日常生活でもこれまでとはちょっと違った場面に日々遭遇することになりがちです。そんななか落ちついた気持ちでいるということが難しくなるかもしれませんが、そういう時にこそ、どうぞtempoを守って弾くということを心がけてください。楽譜をめくると、ト音記号のすぐ隣に拍子記号があります。2拍子系のものなのか3拍子系のものか、また4分の何々になっているか、8分の何々になっているか、ここにまず大きな違いがあります。3/4拍子と3/8拍子の違いは軽やかさです。8分の何々の拍子記号が付いている曲は、軽快な雰囲気を読み取ることが求められます。そしてタンタンタンと1拍ずつ小刻みに叩くのではなく、1小節単位に、例えば3拍子なら123と3拍分をかけて右から左へ手を動かしてみてください。そしてまたそこから123と言って右側に戻ってきます。こうした大きな波を感じることが大切です。グルーヴ感をつかんでくださいね。そしてこの大きな波の中に、3拍子なり4拍子なりの拍を能動的に感じ取ることこそがtempo能力です。この大きな波があってこその拍子であり、またその拍の中の細かいリズム、というわけです。この波を捉えて演奏できている参加者の方は大変すくなかったと思います。気もちが不安定になりやすい、こんな時だからこそ、きちんとした音楽上の時間配分を守って演奏を心がけてください。そうしてまた、音楽の本当の力を掴むことができることでしょう。」
このことは、このブログをお読みいただいているピアノ学習者、ピアノ愛好家の方々にも通じるかと思います。
あたたかな陽気になり、ピアノに触れる時間も増えているのではないでしょうか。
素敵なピアノライフをお過ごしくださいね。
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