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ピアノ教室コンセール・イグレック♪
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ブログ
思いがけないコンクール鑑賞
投稿日:2015-04-25
先週末からこっぴどい風邪にとりつかれて、何十年ぶりかで完璧ダウンした。
ダウンしてもまだじっとしていられない、という感じだったが、ひどい咳込みで喉がひっくり返りそうになり、丸一日声が出なくなった。レッスンもカラカラ声で何とか乗り切っているが、薬を服用して3日め辺りからクウクウと寝込んでしまった。
ちょうどベッドの上で退屈し切っていた頃、ワルシャワでショパンコンクールの取材に出かけている青柳いづみこさんがFacebookで予選の進行状況についての書込みがあった。
「インドネシアのNoerjadiというピアニストがとてもユニークで素晴らしい演奏だった。」というようなことが書かれていて「そのピアニスト、ぜひ聴きたかったです。」と書込むと「youtubeで配信されているから18日の第1セッションを検索してみて。」と教えてくださった。
そう、今、ワルシャワでは第17回ショパン国際ピアノコンクール予備予選の真っ最中。そのすべての参加者158名の演奏が、インターネット配信で聴けるとはスゴイ!この時期にダウンしたお蔭で、退屈しのぎにいくつか聴くことが出来た。
ワルシャワでの予備予選と言っても、そこへ行くまでの道のりにはいろいろな地元でのコンクール参加を経てきているはずだろうけれど、そこはやはり予備予選だけあってか、「え?」と言うようなレヴェルのものも混在で、結構面白い。もちろん私が聴いたのは、158名のうち2,3分聴いてはねたものを含めても30名余りだから総合的なこととは言えないかもしれないけれど、ヨーロッパ勢、韓国、中国、日本・・・といった音楽教育事情が多少でも匂ってくるから興味深い。
インドネシアのRonald Noerjadiは、現在どこで教育を受けているのかはわからないが、もう何回も聴いてしまった。その他、中国、ラトヴィア/ Osokins 、ウクライナ/Klinton、ロシア/Shishkinなどの参加者でこころ打つ演奏があった。
しかしながら、概して日本のコンテンスタントは、なかでもちょっと違うな、と感じてしまう。
音楽上の語感が違う、という感想をいまだ否めないのだ。
「音楽はおしゃべり!」と私はいつも考えているし、教えている。
それは「西洋音楽語」という言葉なのだが、まぁ、そこは日本語と欧米語とどちらが似ているかと言えばもちろん圧倒的に欧米語に近い。当然のことだ。
そしてアジアの中でも、日本語のその語感は特別なのだ。
また日本人が持っているリズム感と欧米人のそれとでは、まったく根本的に違うのである。
これはとても細かなことであるから、文章で書き記すには限界があるのだが、拍子感やフレージングの根本的な取違いにつながる。
私はこうした日本での(西洋)音楽教育の根幹的に足りていない部分を30代にフランスに留学を重ねた時期から問題視し、あきらめては考え、また諦めかけては考えて、を続け、漸くここ最近になってクリアする術に到達したのである。
こうした西洋と日本のギャップは、まぁ、ず〜っと西洋の音楽界に暮らし続けるか、日欧を飛び回るような音楽生活を延々と続けるかでもしない限り、穴埋めできない。何年か留学したくらいでは、何ともならない。
それくらい日本人が西洋音楽をものにしようと思えば(=西洋音楽語を自然にお喋りできるようになろうと思えば)、たいへんなことなのだ。
日本語圏ではせいぜいどんなにがんばっても、和声クラシックの域で終わってしまう。
でも日本語と欧米語の違いを知り、西洋人のリズム感と日本人との差異を鑑み、(音楽上の)発音やフレージングの取違いの数々を常に意識し、楽譜を読んでゆけばクリアできるという論に、私はここ数年で落ちつきつつある。
予備予選で耳にした日本人の演奏には、フレージングのゆくえに上記の問題がみられる場面が多く、音は素晴らしく綺麗だし、テクニックも十分なのに、やっぱりかぁ、とため息とともに画面を消してしまうケースが多々あった。
もちろん中には素晴らしい日本からの参加者の演奏もあったし、私が聴いたのは、あくまでごく一部であることも付記しておく。
以下、何度か聴いてしまった演奏からピックアップします。
Ronald Noerjadi(Indonesia)https://www.youtube.com/watch?v=0icesPnDirc
Ning Yuen Li(China)https://www.youtube.com/watch?v=_LGTmn4mQMk
Jinhyung Park (South Corea) https://www.youtube.com/watch?v=1FE1LX67zdo
さて、きょう25日は結果発表の日とか。
会場で聴いているわけではないし、コンクール事情は様々だが、お気に入りのピアニストたちの続編がひとりでも秋にまた聴けることを祈りつつ。(^^♪
「門下生コンサート2015」を終えて
投稿日:2015-04-12
先に書いたブログから3月は光陰矢の如し。
・・・いや、じつは花粉症の具合がひどく、この先どうなるんだろう?と思ったくらいの日々。
どうにもこればかりは自力でどうしようもないと思い切り耳鼻科に行き、点鼻薬をいただいたら、その日のうちにティッシュが要らなくなり、びっくりでした。
お蔭で、4月に入ってからの中日ピアノグレードテスト名古屋と高山審査も滞りなく終え、生徒発表会のコンサートタイムでの井上さんとの伴奏合わせもバッチリ?!、生徒たちの仕上げへの道先案内役も勘が冴えた次第です。
きょうは「門下生コンサート2015」の日でした。
皆の仕上がりは上々でしたので、昨日はのんびりとピアノの練習を始めたら、中日ピアノグレードテスト事務局から全体講評校正の確認電話につづき、直前になってコンサート欠席するという生徒からの連絡、追ってリハ時間変更の連絡やら、写真屋さんや文化小劇場はじめ電話連絡対応にいろいろなメール連絡。・・・
また第3部のミニコンサートタイムに「タウンニュースてんぱく」の取材が入るという連絡。これには少々びっくりで、ジョイントする井上裕介氏に「では明日、Jouez ensemble sur la MANAI〜TA,SVP ! (まな板のフランス語訳は知りませんが。)=(まぁ、訳せば)まな板の上での共演、よろしくね!」とお声がけ。(^^♪
さてきょうは晴天にも恵まれ、落ちついた雰囲気の中、門下生コンサートは始まりました。
ピアノを習い始めてわずかに3か月の入門生徒たちから私の教室に移って三月〜半年と経たない低学年や中学生の生徒たち、そしてピアノ歴10年、20年のベテラン生徒たちまで、ほんとうに「同じ釜の飯」を想わせる美しい響きで、演奏してくれました。出演生徒全員が「素敵に上手」だったこと、皆のこころをつかみ、引っぱり、束ねていけたという充実感です。
司会進行してくださったのはこの4月から社会人としての初勤務の週をスタートさせたばかりの生徒OBでしたが、「きょうの生徒さんたちの演奏、ぜんぶ黒田先生が弾いているみたいにきれいで素敵な音でした。」とくり返し感想を言ってくれました。
発表会を前にして各生徒たち、いろいろな場面があったけど、いつもそれなり(!)に努力して生徒のことを吟味し、指導を重ねてきてほんとうによかった、と思える瞬間でした。
第3部のコンサートタイムでは、名フィルコントラバス奏者井上裕介さんの歌心あふれるコントラバスの音色とともに、私も伴奏させていただきながら素敵な時間を頂きました。
出演者のみなさん、ご父兄さま方、司会してくださった生徒OBさん、埼玉から演奏に駆けつけてくれた生徒OBさん、コンサートタイムをご一緒してくださった井上さん、・・・たくさんの皆さまのお力添えがあってこその素晴らしい会になりました。ありがとうございました。
自宅に戻り、今回から始めたに始めた「みんなで書き合う感想コメント」に目を通しました。出演者全員にほぼ同じくらいの感想コメントが集まっていて、またそのさらりと書きつけた感想文の内容がとても的を得ていて、素敵だったこと!
こんな魅力的な感性を持つ生徒やご父兄さまたちに日々囲まれていることを思い、またこころが熱くなりました。
明日から4日間のお休みをいただき、またリフレッシュして生徒たちの指導に、また自分のコンサート活動に、心血を注いでまいりたいと思います。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
3月の雪
投稿日:2015-03-12
昨日は雪の朝になり、寒かったですね。
3月の雪・・・、被災地の方々を思うと身につまされます。
皆さま、お元気でおすごしでしょうか。
先週は上京し、先のブログにも書いた高橋悠治さんの息子さんでもあるAyuo Takahashiさんと尺八奏者中村明一さんのコンサートに、パリとロンドンに住まいをかまえる一時帰国中の高校時代からの旧友と出かけました。学生時代から現代音楽の存りかたにもとても関心のある私ですが、高橋鮎生の音楽は、音楽の根源的な意味を感じさせられるとても興味深いものでした。
(会場の渋谷/ラストワルツで)
また翌日は大学時代からの恩師、作曲家の湯浅譲二氏と会食し、久しぶりにお話をさせていただいたりしました。
私はピアノ科の学生でありながら1年生の時からこの先生の作曲ゼミの聴講を願い、出席させていただいたのでしたが、氏の音楽に対する懐の広さには少なからずの影響を受けているのだと思います。湯浅氏は昨年の文化功労者にも選出された芸術分野での逸材でいらっしゃることは皆さまに知られるところですが、作曲本科の学生たちはじめ自分の教え子たちの今をほんとうに温かな眼差しで精力的に見まもろうというお気持もちは、お優しい限りです。
空き時間には、5月でもって長い休館にはいるブリヂストン美術館 や、渋谷の住宅街にある松濤美術館を訪ねました。
なかでもブリヂストン美術館のコレクションは予期した以上にすばらしく、こんなブランクーシに出会えるなんて、こんなモネの色はじめて、こんなロートレックの柔らかな印象はじめて、ピカソの繊細な絵の具の柔肌に触れたり、こんなタッチの藤田嗣治見たことない、はっとするような黒田清輝や藤島武二の洋画があったり、また古代エジプト芸術作品の優しいフォルムの数々にもびっくり!・・・これまで国内初め海外の美術館でもたくさん観てきたいろんな画家たちの意外な一面を経験させられる、コレクターの審美眼にこころから感嘆しました。素晴らしかった。
友人たちとの会食も交え、東京では、まさに分刻みのスケジュールでした!
さて、ピアノ教室のほうでは4月に門下生コンサートを控え、出演する生徒たちの表情も引き締まってきました。プログラムも出来上がり、楽しみいっぱいです。
ここのところ教室生徒たちが超若返り!で、今回の出演生徒のうち、第1部の発表が13組で30分、2部が5名で60分、という見積もりになっています。今回は都合で出演できない上級生徒も重なり、また1部出演のちびっ子ちゃん生徒たちも次回には立派にソロでまとまりのある曲を演奏することでしょうから、こんな機会もそうはありません。ということで、知合いの名フィルコントラバス奏者井上裕介さんに話し、第3部としてコンサートタイムをお願いした次第です。
フリーバのコントラバス・ソロの曲や、私とのデュオではプーランクの「愛の小径」やクーセヴィツキーのワルツなど3曲を演奏します。楽しみです。
(詳しくはイベント欄をご覧ください。)
門下生コンサートが終わると、6月におこなわれる「芸術の街ちくさ・ちょっとこだわりの音楽祭」の第3回28日公演があります。そのチラシができあがってきたということで、昨日も主催者の方とうち合わせでした。
2週間ほど前にはこの音楽祭の会場である、名古屋市千種区の「スタジオ・ハル」で試演会がありました。石のフローリングに見上げるステンドグラス。・・・ここのホールの空間がすばらしく、また設置されているベーゼンドルファーがとてもいい時間経過を思わせる熟成された音色で、私はすぐに虜になってしまいました。
こちらの会場でドビュッシーの繊細な音楽を演奏させていただけるのを楽しみに、すこしずつ練習を重ねています。
(松濤美術館にて)
湯浅先生からの思いがけないプレゼント!(^^♪
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