ピアノ教室コンセール・イグレック♪
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フランスNohantノアンでの研修を終えて
投稿日:2023-08-03
皆様、暑中お見舞い申し上げます。
7月14日から大宮市で開かれた「フォルテピアノアカデミーSACLA」に続き、4月に【第4回 ノアンフェスティバルショパンインジャパンピアノコンクール】でパスポート賞を受賞したことでフランス・ノアンで開かれた〈ノアンフェスティバル ショパン〉を訪れ、研修を終えて29日帰国しました。
(ジョルジュ・サンドの館)
ノアン 滞在中は大変ありがたい貴重な経験もさせていただき、想像以上の収穫があり、自分でも驚いています。地元の方々の親切もあり、滞在中 イギリス人 ピアニストのお宅で練習もさせていただき、このフェスティバルを統括するイヴ・アンリ氏のマスタークラスのレッスン聴講もヨーロッパの教会など石の建築物の中で聴くとまた理解も格別でした。
(羊小屋ホール)
(ショパンがピアノを練習した2階の部屋への階段)
Facebookフレンドのジョルジュ・サンド研究家Miclonさんご夫妻と対面したり、最高の思い出はノアンのジョルジュ・サンドの館に設置されたアメリゴ・オリヴィエ・ファディーニ氏のピアニーノを弾かせていただいたことでしょう。ショパンとサンドのサラマンジェsalle à mangerで弾くことのできたファディーニ氏のピアニーノからは、ショパンの囁きや溜め息が聴こえてくるようでした。
音源↓
https://youtu.be/WDB7eOIyQqI
(左イヴ・アンリ氏、両端はMiclon夫妻)
書きたいことはまだまだたくさんありますが、8月11日に名古屋市南文化小劇場にて「ピアノ教室 コンセール・イグレック門下生コンサート」、そして 8月13日には三重、菰野ピアノ歴史館にてこのノアンフェスティバルについてのお話を入れた レクチャーコンサートを控えています。レクチャーコンサートでは、歴史館のピアニーノ、エラールなどを使ってマズルカ13番、雨だれ、小犬のワルツ、ノクターン第2番など、ショパン作品の数々を演奏いたします。
きょうは帰国のご挨拶までとして、皆様暑い夏をどうぞお健やかにお過ごしください。
またFacebookには写真や動画など掲載しやすいので、すでにいろいろな写真をアップしています。ご関心のある方は アカウントを作ってご覧ください。
8月の2つのイベントで、皆様にお目にかかれましたら幸いです。
(パリ在住フォルテピアノ修復家Fadini氏と。)
夏に向けて
投稿日:2023-07-12
4月末にコンクールを受けたお話やらいろいろ書きたいと思いながらも、そろそろ梅雨明けの時期に入り、今年の「第5回フォルテピアノアカデミーSACLA」受講を今週末に迎えることになりました。
アカデミーでは小倉貴久子、川口成彦両先生のレッスンを受講します。今年はプレイエル、シュトライヒャーがステージにあがり、練習室にはエラールも入ります。色々な楽器の違いを体感し勉強した後の最終日、受講生コンサートも楽しみです。その後ノアンフェスティバルにも出かけ、1840年代のプレイエルなどヒストリカルピアノとモダンピアノを使ったたくさんの演奏会や公開レッスン 、レクチャー などを聴講、勉強してきます。
そして、8月13日(日)14:00〜菰野ピアノ歴史館でレクチャーコンサートをさせていただくことになりました。この日はピアノ歴史館ロビーで、ノアンフェスティバル訪問のお話を交えながら、プレイエル、シュトライヒャー、エラールを使ってショパン作品の数々、マズルカ第13番、「24の前奏曲」〜10曲、小犬のワルツ、ワルツOp.64-2、幻想即興曲 他を演奏する予定です。
教室生徒たちは、8月11日の「門下生コンサート」での発表に向けて邁進しています。実りあるひと月になるよう、体力重視でがんばってまいります。
では、8月13日(日)14時〜菰野ピアノ歴史館 https://piano-museum.com/event/ でのレクチャーコンサートにも、ぜひ皆さまお出かけくださいませ。
(予約不要、入館料 500円のみでお聴きいただけます。)
*菰野ピアノ歴史館は、ご来場者の皆さまどなたでも様々な楽器に触れ、奏でることの出来る話題のミュージアムです。
《第4回ノアンフェスティバルショパンインジャパンコンクール》に参加して
投稿日:2023-05-02
4月28日から30日にかけて東京日比谷のベヒシュタインセントラムで行なわれた《第4回ノアンフェスティバルショパンインジャパンコンクール》に参加し、特別賞「ノアンパスポート賞」をいただきました。
私の出演はNo.15、次の動画3:36:20〜、演奏曲目はショパンワルツ第7番、24のプレリュードより第6番、第23番、エオリアンハープ、ノクターン第2番 (ショパンのオリジナルヴァリアントによる)です。
https://www.youtube.com/live/-nF6CqJ2zTE?feature=share
(コンクール事務局による動画公開)
(審査委員長イヴ・アンリ氏と。)
今回のことにつきましては、「たゆまぬ努力、日々精進され、研究される向上心の賜もの。」と同年代の友人やひと回りほど若いピアノの先生方には少しく刺激になったと喜んでいただきました。私自身はピアニストの青柳いづみこさん、高橋アキさん、そして高校時代からお世話になった 小林仁先生などたくさんの尊敬する諸先輩方から「素晴らしい。音楽は一生の勉強。年齢に関係なく、今できることに集中して。」などのお言葉やご感想をいただき、すごく嬉しかったです。
コンクールのことを東京で或る方からお話伺ったのが、予選申し込み期限の12日前。たまたま東京で タカギクラヴィアの1843年製プレイエルを借りて課題曲に相当するワルツとノクターンを録画していたのが締切10日前で、予選のビデオ審査にはそれを送り、本選出場が決まってから4月の本番までのほぼ3ヶ月の間は、猛烈に勉強し、自分の音楽を模索しました。
一昨年から小倉貴久子氏にフォルテピアノを、また昨夏から第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位の川口成彦氏にみていただく機会に恵まれた私、フォルテピアノからモダンピアノまでの幅広い時間軸のなかでモダンピアノを捉え直すことで新たに見えてくるさまざまなポイントがありました。
今回の経験で自分の音楽と真剣に向き合い、高次元のショパン像を理解することができ、今は無事終わったことすべてに感謝しています。ありがとうございます。
(受賞者の皆さま、審査員の先生方と。)
新しい観点で演奏する喜びを若きピアノ学習者にも伝えてゆきたく、これからもいろいろなかたちで演奏をお届けしてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。
黒田 ゆか
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