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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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12月スタート!Onlineオンライン【クエスチョン・フォーカス・レッスン】

投稿日:2020-11-19

紅葉のシーズンになりました。

秋晴れが続く天気でここちよいですが、一方で第3波のニュースも気になりますね。

皆さま、お出かけの際は気もちを引き締めて、ルールを守って行動しましょう。

 

 

さて先回のブログで書きました、新たに始めるオンラインによる「ひとつだけに特化したアドバイスショートレッスン」についてご案内いたします。

 

Onlineオンラインで生徒さんからの質問に何でも答える【クエスチョン・フォーカス・レッスン】を始めます。

たとえば下記のような疑問、ご質問について解説し、20分のショートレッスンを行なうというものです。

 

A:かたてずつはうまく弾けるけど、両手になるとつまずいてしまってなかなか弾けるようにならない。

 

B:音階やアルペジオを、じょうずに弾けるようになりたい。

 

C:6度や8度などの広い音程が出てくると、legatoに弾けない。

 

D:和音の上の音をしっかりと出して弾こうと思うけれど、うまく出来ない。

 

E:メトロノーム練習の仕方について教えてほしい。

 

F:スタッカートになると音がきつくなり、疲れるけど。・・・

 

G:中上級の曲になって、曲も長いし、効果的な練習法を教えてほしい。

 

など、など。

初心者〜上級者のすべてのレベルにわたって、日々の練習でわからないこと、ご自分で努力してもなかなか前に進めないこと、どんな質問にもお答えいたします。

 

演奏曲についてのアドバイスがほしい方は、冒頭部またはチェック入れたい部分を3〜5分くらいに特化して聴かせていただき、そのうえでの質疑応答によるアドバイスレッスンとなります。

 

内容としては通常の対面レッスンとまったく同じですが、この【クエスチョン・タイム・レッスン】ではある程度ピアノのことがわかるお母さまでお子さまの成長過程に疑問を感じていらっしゃる時、あるいはある程度ピアノの課程が進み、自分で練習法やピアノ曲の成り立ちがわかるようになってなお壁にぶつかっているような場合、より合理的な練習法でスキルアップしたいという時に、教室外の遠方の方々にも、広くご活用していただきたいと思っております。


私のレッスンでは、手の位置、指の方向、手首のちょっとした使い方、おや指の角度をほんの少し変える、楽譜の読み方をすこしだけ変えてみる、といったほんとうにほんの僅かのアドバイスでみるみる弾きやすくなったり、音色が変わるといったことばかりです。

ただ音符を鳴らして、それだけで十分よ、という方には別の楽しみ方があるかと思いますが、すこしでもいい音色で弾きたい、もっともっと本物の演奏に近づきたい、といった向上心をある方に、ぜひ知っていただければと思います。

 

 

私はピアノはある程度基礎を学んだら、(どの技能、芸能の分野でも同じと思いますが)それを自分で考え、応用し、発展させてゆく必要があるものと考えています。たとえば、コンクールで一位になっても、音大を卒業しても、リサイタルを成功させてもレッスンに通うということは、自分の考えが自己本位にならない、あるいはより広い見識に基づいて開花できるための方向づけであると思いますが、まずは自分で考え、工夫するということが重要です。いつまでも子どものときのように受け身的にレッスンを受けてさえいればよいという構えでは一生が120年あっても足りません。

 

このオンライン【ひとつだけ何でもクエスチョン・タイム・レッスン】は、ほんとうに音楽が好きで、努力を惜しまず、すこしでもよい演奏がしたいと思っていらっしゃる(アマチュア、専科を問わず)ピアノLoverの皆さまのために開く窓です。

 

受講料:2,500円/20分

(レッスン時間20分+フォロー時間5分以内とし、zoom予約時間としては25分お取りします。入会金は不要です。)

 

 

【受講の進みかた】

1. 申込みフォームから連絡、受講者氏名(受講料をお支払いする方が受講者と同一でない場合はご父兄名も記入)、年齢、連絡先、クエスチョン・タイム・レッスンの希望日時を第3希望まで、ピアノ学習年数、ご質問内容を書いて申込みしてください。

2. 日時希望が合いましたら、予約をいたします。

3.  受講料はPayPal、ゆうちょダイレクト(この二つは振込料は基本かかりません。)、または指定口座への銀行振込(振込料生徒負担)による前日までの前納となります。

4.(手続きについてはご質問がありましたらお答えします。)

5.  Zoomをダウンロードしてください。ミーティングのミーティングIDとパスワードは前もって連絡しますので、時間に遅れないようにログインしてください。

 

皆さまのピアノライフを、どんとサポートいたします。 


ぜひ、オンラインでもお会いしましょう!

            

    

Onlineでもっと出来ること!

投稿日:2020-10-22

10月になってから秋晴れの清々しいお天気、気もちいいですね。

朝夕ずいぶん冷え込む日が続いていますが、また来月にかけての刻一刻の紅葉が楽しみです。 

 

最近、ピアノ教室OBの活躍便りが続きました。

東京在住の宇宙工学博士のOBさんは「日本演奏家コンクール」プライマリーコースアマチュア部門で金賞受賞!すばらしいですね。


数学者で埼玉の進学校教師を務めるOBさんは、フォーレのバラードを素敵に弾いた8月の門下生コンサート後わずかにして、勤務先の高校文化祭で生徒さんたちの前でショパン「バラード第1番」を演奏して好評だったと。これまた素晴らしい。


私のもとを離れてもピアノを楽しく続けていてくれることが何より嬉しいですが、こうしたガンバリはまたひとしお!


また市内の私立高校の男子生徒は吹奏楽でオーボエを吹いていますが、愛知県吹奏楽連盟主宰「ニュースタイルソロコンテスト」で高校生コントラバス奏者古宮幹康君のピアノ伴奏を担当、高校の部で第2位という快挙!

男性陣の大活躍です。(^^♪


 

今年は春からコロナ以外にもなにやら人生初のこと続きの私でしたが、断捨離とまではいきませんが家の中もすこしずつ片づき(*^^)v、最近ではようやく落ちつきを取り戻して自分のピアノの勉強に時間を費やせています。

 

さて昨日はまた、楽しいレッスンの時間が持てました。

これまでショパンなどの大曲を手がけてきた生徒さんですが、ここのところブルグミュラー18の練習曲から数曲を毎回のレッスンで持ってきています。

その中の「真珠」という曲を見ていたところでした。

 

 

32分音符の細かな音群も丁寧に弾いていますし、自分が出しているともよく聴こうとする余裕を持って弾いていらっしゃいました。

まずまずの出来なのですが何かが足りません。

 

そういう時私は、自分のピアノのほうで楽譜を開き、曲を弾き出します。

「何かなぁ、何かな〜?」とつぶやきながら数小節を弾き終え、「やっぱり手首がぶれてないかなぁ?あなたの弾くのを真似するとこんな感じかな、でもこんな風に弾きたいんだよね。」と音色の違いを弾き分けます。

そして自分でもその時の手の形とか指の動かし方、腕の持っていき方などをずっと観察して、「こんな感じだね。もっと鍵盤の上を手が滑ってくような、ほら、手首が少しもブラブラしないで指が鍵盤に吸いつくような密着感、……

そう言ってるうちに生徒さんが弾き出し、ガラリと音色が変わりました。

そして弾き終わってから「あ〜、気持ちがよかったぁ。きょうは楽しく帰れます。私がこんな音色を出して弾けるなんて〜?!」と喜んでいます。

 

そして彼女が言うには「先ほど先生が弾いてくださった時、すごくイメージが変わったんです。先生のピアノを聴いていて、海の中で貝殻の中の真珠がキラリと光っているそんな光景が浮かんで。…それまで頭の中にあった、なんていうか箱の中の・・・」「云十万円の?」「そう、そういう真珠とは違う天然のイメージにガラリと変わったのです。」って、ふたりで爆笑!

 

不思議だったのは、私はそんなイメージ的なことは何も考えてなくって、彼女の弾き方に何が足りていないのか、どうすればいい音色に変えることができるのか、そんな事ばかり考えていましたのに、そのような素敵な曲のイメージを感じ取ってくれたっていうのがとても嬉しかったですし、それとともに、早く次のコンサートができる日が来ないかなぁと思いました。

 

この冬もコロナがこのまま落ちついていてくれますように。

エントリー希望をしている生徒たちには、冬〜春のコンクールやステップなどのイベントにゆとりを持って参加できることを願ってやみません。

また教室では、12月19日にOnlineによる<コンセール・イグレックX'mas会コンサート>を企画しています。

生徒OBさんたちの演奏、また聴くだけの参加も歓迎ですので、このブログを読んだ生徒OBさんはぜひ連絡くださいね。


 

以下のニュースは、コロナに関係なく前から考えてきたことですが、年内にもオンラインによるレッスンの充実を計画しています。

年齢に関係なく、曲の進度が進むにつれ、ちょっとしたことがわからない、また小品でも仕上り度を高めてゆこうとすれば、コンクールの講評に書かれたことを消化しようとすると、よくわからない、そして大人になってある程度曲は読めるし、弾けるけれど、なんだかまとまりがなくってつまんない。・・・

 

そういったことを何でも受けつける、短時間の《Onlineオンライン・ひとつだけ何でもクエスチョン・タイム・レッスン》を設けようと考えています。

もやもやした疑問を、家に居ながらにしてオンラインで解消し、また練習に生かしてもらい、また疑問にぶつかったら画面で再会、という訳です。もちろん教室生徒が使ってくれてもOKですが、教室外のピアノ学習者の方々、全国、国外からも受講可能です。

 

次回のブログ更新時に、詳細を決め、ご案内したいと思っています。

よろしくお願いいたします。

  

     

 

 

レッスン室の風景・初秋

投稿日:2020-09-15

8月の門下生コンサートが終わってひと月が過ぎ、生徒たちからも、ご来場下さった皆様方からも1人の感染者も出ず、心からほっとしております。

「門下生コンサート」で自分たちの真剣な取り組みを発揮した生徒のみなさん、発表会明けのレッスン、新しい気持ちで取り組めているようです。

上級生徒や社会人生徒さんでは、ベートーベンイヤーからか、ベートーベンソナタが3人、発表会プログラムではショパンが圧倒的に多かったですが、ショパンを経てリストに気持ちが映ったか、「愛の夢」が2人、ダブっているのは面白い現象です。

 

春のステイホーム期間中のオンラインレッスンは、受講生たちにとっても音に集中できるよい経験、習慣づけにもなりました。

現在は全員対面レッスンに切替えていますが、教室には2台のグランドピアノがあるので幸いしています。

1台だけの知り合いの先生方ではやはり密接を避け、クリスタルボードで衝立を設置したりされていますし、弾き示すにも難しくなるようです。

 

私の教室では2台のグランドピアノが並べておかれていないので、基本の指の体操や、テクニックテキストの時間は私が生徒側の手の見えるところに座って指示しますが、曲になると楽譜を広げて離れたピアノの前に座り、じっと音で判断します。それは以前からもそうで、生徒の手など見ていなくて、たとえばコーヒーを飲みながらあらぬ方向を見ていても「そこは手首が上がりすぎ。」とか「指でどつかないでね。」とタッチの指示出しをするのでびっくりしている生徒もいましたが。・・・

「そこはね〜。」と言いながら私が弾き始めます。「〇〇さんのを真似するとこうね、こんな感じで弾いてる。ね、おかしくな〜い?・・・♪♪♪・・・こっちのほうが自然だよね〜。」「そこにcresc.って書いてあるけど、どこからだと思う?考えてみよう。・・・この先のこの音に向かっているから、この辺りからこんなくらいかな?さっきのではcresce.するのが早すぎるよね。」

こういう指示も、以前は生徒のすぐ横で話していましたが、今は顔が見えないすこし離れた位置で、耳をそばだてることになります。これが集中にすごく繋がっている感じです。

 

また、「ここはね、ちょっと見てね。手からのスタッカートね。こう!」「また見てね、ここは前腕ね、肘から手首にかけてのこの動きをこんなに使う〜。」と呼びかけ、見える位置まで立って3歩くらい歩いてもらう。こんなことをしている内に上級生徒たちは、私が弾き始めるとすぐに立ちあがって弾いている姿や手の使い方を、目敏く確認するようになってきました。

私のほうも、このディスタンスにより、生徒がどんなことを感じて、どんな範囲で音楽を捉え、自分の表現をしようとしているのかを、より客観的に思うようになりました。

 

 

こないだのレッスンで面白かったことを少し書きましょうか。

或る生徒、自分の好きな曲ということで「Build The Dream」がやりたいと言って楽譜をダウンロードしました。私はこの曲を知りませんが、最初のページを素敵に弾いてきました。でも2ページめから左手がだいぶ難しくてなかなか譜読みが進みません。そこで、私もその曲をi Padで見ながら、離れたピアノで弾き示します。指づかいを考えながら伝え、1小節ずつオウム返しに弾かせます。そこで3回くらい弾いて2ページめの左手を通して弾きました。「音名を言いながら練習すると早いわよ。先生は今3回くらい弾いたらだいたい覚えちゃったから通して弾けたけど、だいぶ難しいから音名を覚えるまで何回も弾かなきゃね。」と言うと、はっとしたように弾き始めました。弾き終るとこちらがなにも言わなくても、またもう1回、もう1回と弾こうとします。私も3回で覚えちゃおう、と。生徒ちゃんの負けん気を、一気にくすぐりました。そう、練習回数より、集中力です!(^^)!!!v☆

 

 

ベートーヴェンを持ってきた社会人生徒さん。きょうは「月光ソナタ」の第1楽章。まずまずよかったですが、「私こういったゆっくりの曲ではものすごく緊張するというか、ミスしないようにと集中しすぎて疲れるんです。」とおもしろいことを言うので、「ん〜?」、もそもそと私が弾き始めます。やはり、ンだな!と確信し、提言します。「プレポジション出来ている〜、出来てないでしょ?私の指、見てみて。・・・♪♪♪・・・私はいちいち意識はしてないけど〜、ちゃんとやってるでしょ?出てくる音質が違うわよ。ゆっくりで静かな曲はプレポジに限るね。」と言いながら、速い曲もプレポジだけど、と内心ほくそ笑む私。(*^^)v「あ、そうか〜!プレポジですね。何でも集中すりゃいいってことでないですものね、プレポジに集中すればいいんだぁ。」と至極合点がいった模様。

 

あ〜、きょうもいいレッスンになったな〜、と思う次第。

 

とりあえずピアノを弾いている者には、指の使い方について時間をかけて教える、それができてくると指と手、腕とのリンクについてまた教える。リズムをとりあえず知っている者には、拍とリズムの関係を教える、拍の中でリズムがとれるようになってきたらフレーズの中で起こるビート感についてまた時間をかけて教える。曲のアゴーギクもこれらのベースがなければ表面的なものになります。またいろいろな曲が弾けるようになってきたら、曲の時代背景によってタッチの違いを教える、など、教えることにキリはありません。

 

何はともあれ、「真剣に、集中できているか」が、大切なこと。

私は初心者のまだ僅かしか曲を知らない生徒たちにも、生徒本人が真剣に取り組めているか、本人なりに、仮に練習を大幅にサボったとしても、サボったなりに工夫し、努力しているか、を見続けています。

 

「ピアノを弾く」ということは、相当の集中力が必要とされます。この集中力は、ピアノに限らず、勉強にも、仕事にも、お料理にも、何にでも生かされます。

 

私が生徒と向きあう時、いちばん大切にしていることは、こういったことかもしれません。

「音楽を大切にしなさい。」と擦りつけることは、まずありませんが。(^^♪

 

 

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