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ピアノ教室コンセール・イグレック♪
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ブログ
ラ・フォル・ジュルネ2010金沢(1)
投稿日:2010-06-02
ずっと書きたい、書きたいと思っていた金沢。・・・
何だかほんとに充実した時間になりました。
この「ラ・フォル・ジュルネ」というイベント、ご存知の方はまだまだ余りいらっしゃらない。金沢の他に、東京・新潟・びわ湖でも行なわれたらしいのですが、話をしようにもなかなか大変。http://lfjk.jp/index.htmlの公演情報をクリックしてもらうが早いかもしれません。
私はこの5月3日のNo.121のペヌティエの公演から3日間にわたり10公演を聴いたのですが、同じ日に金沢駅前に集中している3会場で誠にバラエティに富んだプログラムが一斉に行われており、またその他にも駅のコンコースとかホール前とか近くのホテル日航のロビーなど至る所で若手演奏家やプロによるコンサートが始終行なわれており、まぁ夢のような音楽の祭典なのであります。そして今年のテーマは「ショパン」ということで、今年同じ生誕祭であるシューマンをはじめ同時代のリスト、メンデルスゾーンの作品も多かった。
そしてこの音楽祭はそもそもフランスのナントという町で始まったそうで、ルネ・マルタン氏の企画によるこのイベントには、フランスの音楽家がどっとやってくる。それで今回はピアノのジャン=クロード・ペヌティエが来ると知って絶対行こうと思っていたものです。他にもヴァイオリンのパスキエ、今回は指揮者としての来日でしたが同じくヴァイオリンのカントロフ、ピアノのリグット、この辺りはニースに渡仏して勉強した頃の教授陣の方々で、当時クラスを聴講にいった思い出もあり、名古屋音楽学校の講師をしている友人と出かけたのですが、私にとっては興味津津の演奏会ばかりでした。
ペヌティエのソロではリスト・プログラム。新幹線とJRで朝から駆けつけたばかりの身に、神々しいピアノの音色が有り難かった。・・・夢のよう。
ティーブレイクの後、午後一番はヴァイオリンソナタ。パスキエの深い音色、ピアノの広瀬悦子の繊細なピアノも印象的だった。
さて会場の入り口と邦楽ホールを行き交う通路にはエラールのピアノが置いてあり、朝から私は興味津津。案内人の若い女の子が「ショパンの時代のピアノです。ショパンが弾いたかもしれないピアノですよ、さぁ弾いてみてください。」って言ってるんです。
え?ホントに弾いていいの?・・・ん?って振返ると、5,6才の子がギロックを弾いている。う〜ん、弾きたい。で、ちょっとスケール弾いて「小犬のワルツ」を。いやぁ、軽やかなタッチ。優雅で高貴な音。ほんと触れているだけで音が零れる、って感じ。すご〜い、弾かせてくれるなんて!同行の友人とはしゃぎ、写真を撮ってもらう。
でも、これホント大丈夫〜?こんな繊細な楽器、誰でもかでも弾いてくださぁ〜い、なんて。明日になったら閉鎖かも、なぁんて思っていたら、早くも夕方には調律師さんが神妙な面持ちで検査してました。
(もちろん翌日にはロープが張られていました。)

そして夕方からはカントロフの指揮でパスキエのシューマン・コンチェルト。夜一番はリグットのソロで、リストやショパンの名曲を聴かせてくれた。そしてこの日のラストがペヌティエのショパンコンチェルト第1番。これは泣けた。何という繊細なディナーミク。まるでショパンが弾いているかのような稀有な演奏だった。アンコールにドビュッシー「月の光」・・・これも忘れられない。
こうして一気に5公演を聴いたが、疲れ知らず。朝が早かったので眠たいはずなのだが、こころは弾んで眠れない。
翌日はゆっくり朝食を済ませ、会場に行くまでに駅のコンコースで若手のピアニストがショパンを熱演しているのに立ち会う。11時からのコンサートでは、ヴァシリエヴァとマンゴーヴァの演奏でショパンのチェロソナタを初めて生で聴く。午後一はトリオ・ヴァンダラー。次はカントロフの指揮、マンゴーヴァのピアノでリストのコンチェルト。このブルガリアのピアニスト、マンゴーヴァの実力は強烈で、忘れがたい。でも最初に出ていらっしゃった時は流石にびっくり。普通は椅子の前方半分くらいに身がおさまるものですが、この女流ピアニスト、優に椅子丸ごと全面にぷっかりと座って、そのどっしり感はすごいもの。腕は見事に脱力されていて、グリッサンドなんてピュイ、って。このコンチェルトでは前から5列目くらい(しかも反響板のすぐ前)の席でどうなるかと思ったのですが、ひとつも耳に障る音はなく、強烈なのに清々しいくらいに芯のあるくっきりとした音程感。そしてひとつひとつにハートのこもったあたたかい音。すばらしいとしか言いようがない。このひとはすごい。
この日は夕方から金沢の友人と落ち合い、金沢21世紀美術館で遊び、彼女に案内されたビストロで美味しいフレンチをともにした。
3日めの5日は「まぁ、金沢見物かな?」と言っていたのですが、思わずチケットを買って、3人で聴きに行きましょう、ということになり、飽きることなく、朝10時からコンサートへ。ブリジット・エンゲラーのピアノ。メンデルスゾーンやリスト、ショパンなどのサロン風の作品を有り難く聴いた。ほんとに朝からいいものを聴かせて頂きました。午後はこのエンゲラーとパリ管のショパンコンチェルト第2番。こんな風に第1番と第2番を連日で味わえるなんて、ほんとにありがとうございました。
この他メインホールでのコンサートの合い間には、青島広志のトークコンサートや若手のトリオも聴きましたし、アンサンブル金沢のメンバーによるコンサートなどを目の前で聴けてとても有意義でした。
・・・ラ・フォル・ジュルネ2010金沢(2)へ続きます。
エッセイ:GWですね!
投稿日:2010-05-02
今年のGW、五月晴れが続いて清々しいですね。
朝の水撒きが楽しい。水菜も大きくなり始めたし、ちょっと前までなかなか大きくならないな、と思っていたサニーレタスが今や食べ放題状態。バラアーチを抜けたところの縁に小さく葉っぱを伸ばし始めた緑の群生にレモンハーブかな?と思いきや、きょう水撒きのあとにちょっと摘まんで口にしてみた。とても爽やかな味で、これ、大葉です!
今年の庭の入り口は一面、大葉一色になるかも。
ニュースによればこの連休海外へ出た人も多いみたいだけど、これだけ連日の快晴だとどこにいても気もちいいナと思いつつ、そういえば1月に久しぶりに空を飛んだことを思い出した。
ずっと機会がなくて06年9月サントリーニヘの旅行以来、パスポートを使っていなかった。それがこのお正月明けに「私、去年からハワイに行きたかったのよね〜。」という家族の一声に皆がなびいて、急きょ行ってきた。1月の末ごろ。金曜日にレッスン時間を早めて4人みた後夜に旅だち、月・火だけお休みさせてもらって水曜夕刻に戻った。
6時間強のフライトで一気に初夏の空気へ。ハワイは15年ぶり位だけどこんなに快適だっけ?前に行った時はメインストリートからだいぶ離れた宿だったし、まだまだ観光地としても今ほど発展はしてなかったのかなぁ。・・・
随分印象が違う。
空港からホテルまでの送迎のあと、部屋を確認。若干狭くなるけど海側の部屋をチョイスして、ベランダに出て風に当たる。16階なので真下にプールが見え、すぐ眼前にカラカウア通り、その後方に海が見える。気もちいぃ〜。
フライト時間は短いものの、ハワイへは夜を半分獲られた感じの時差ぼけ。・・・で、家族はさっそくうたた寝してしまったので、水着にサンドレスを着こみ、ひとりお出掛け。目指すはあのビーチと、帰りにホテルのプール。まずは食料品らしきレジ袋をさげている小母ちゃま方のご一行に「このABCストアはどこですか?」と聞いてみる。一応英語で聞いたものだから一所懸命英語で返そうとしてくれたが、日本人と分かり、くすり。すぐに行ってみる。牛乳もあるし、サンドイッチも、フルーツも。帰りに買おう、っと。大通りを渡り、向かいのホテルをくぐり抜けると、ニースの旧市街に入った感覚を思い出す。でも、すぐビーチ。タオルを敷いてリュックサックを枕に寝っ転がる。静か〜。あったかい〜。(日本は寒い1月だということが不思議な感じ。)気もちいい〜。
しばらく休んでから海に浸かり、また休み、それから飲み物類を買って、宿泊ホテルのプールを探検してから、部屋に戻る。

翌日は調べておいたホノルル美術館に出かけた。ザ・バスに乗り、結構郊外に位置するようで思ったより時間がかかった。どんな感じかな、とりあえず行ってみよう、って感じだったが、それはそれはギリシャ建築からピカソ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなどの西洋絵画、アンディ・ウォホール、カルダー、サム・フランシスもあったかな、などの現代絵画、ハワイアンアートも充実していたし、韓国や日本の浮世絵までそのコレクションは膨大で優しさに溢れた作品が多く、設立者の見識眼に感激する思い。とても見応えあり!中庭の見える「パビリオン・カフェ」でランチ。これがまた美味しかった。
次の日は朝からハナウマ湾に繰りだし、午後にはダイヤモンドヘッドに登った。夕刻にはホテル近くのワイキキビーチでハワイアンショーを見たが、この日のサンセットが見事でこころ和んだ。夜はホテルの近くの露天ショップを遅くまで練り歩く。
たったこれだけの時間だったけれど、何をするでもなくぼ〜っとできる空間がおもしろい。この時期に行くと暖かさに身体がさっと反応してリラックスしているのが、妙にうれしかった。頭の中が一掃されたのか、このあと節分を境に一気に冴えだしたのもハワイアンパワーのおかげ?
あれから3ヶ月あまり。・・・こないだ発表会を終えたばかりだが、今月あるコンクールや夏に向けてのコンクール参加予定の生徒が延べにして8名ほど。副科の音高生は発表会明けの週に学内試験があってまた最高位とか。・・・ちょうど春のレッスン問合せや在レッスン生の進学などに合わせてレッスン時間の調整に次ぐ調整も片づき、このGWは明日から3日間お休みをとって金沢の「ラ・フォル・ジュルネ」に聴きに出かけます。
金沢記はまた後日に楽しみですが、その前にと思い、ハワイの写真を入れておきましょう。
皆さまもどうぞ楽しい休日を!
エッセイ:門下生コンサートを終えて
投稿日:2010-04-18
見慣れぬ局番通知で、あれ?と思ったら、秋田にひっこした生徒のお母さまからお電話を頂き、無事同期の先生に連絡が取れたとのこと。
懐かしい声でした。
そしてきょうはとても爽やかな晴天でした。
思わず1階のベランダの遠方を見やると、つい先週まで春色で目に優しかった桜並木が一斉に青葉につけかえていて、目を見張った。
ここのところすこし立て込んでいたので、庭に出るといえば草取りのみでしたが、きょうは心地よい風に誘われて庭の陽だまりの中でしばし休息。門扉を入りまくら木を上ったところの生徒たちの通り道のパンジーが、最盛期をむかえている。何て絵になるんだろうと、はっと息を飲んだ。
こころの休息はこんなもの。日頃はせわしくて同じ風景を見ても通り過ぎてしまうのでしょう。
さて先週の日曜日は、門下生コンサートの日。無事終り、とてもすばらしいひとときでした。
生徒たちのまとめ上げはいつだってぎりぎりというものだし、進行の最終確認も前の晩。夜になって司会の方と連絡がつきアイデアをうかがうと、「終演あいさつ文は私が読み上げるのではなく、黒田先生ご本人が録音してそれを会場に流してみては?」ということに相成った。まぁとりあえず寝ます、ということで私、翌朝5時起きでMDディスクを棚から探しあて、MDレコーダーを持ち出してやってみる。朝の鳥の声に耳を澄まし、集中する。2回録ってダメならあきらめよぅ、と思ったが1発撮りに決まる。10時すぎ会場入り。11時に来ると言っていた花屋さんがすでに来ていて、早速ステージ花の確認、ダメ出しなど。次に劇場スタッフさんから進行やマイク確認、ついでピアノの向きにOKを出し、10時40分を回ったところで調律が終盤に。音出しのついでにリハ。集中しかけたら照明テストが入り、目が眩しい!...司会を頼んでいた友人も駆けつけてくれて、マイクテスト。11時の予定時刻に何とかギリギリで、生徒たちにリハのバトンタッチが間に合う。ここまで正に分刻み。いつもバタバタです。楽屋ですこし息を整えながら、司会の生徒名や曲名のイントネーションの確認を受けた後、受付の指示へと会場を回る。
「そろそろお昼に行きましょうか。」ということで司会の方を近くの喫茶店にご案内し、束の間のランチタイム。戻るとピリッと張り詰めた空気の中、開演15分前だ。
トップバッターの開演あいさつの役を終え、出番の早いちいさな生徒たちにエールを送り、さっと客席に着く。今年は1番の出演者からソロ。きちんと出来るかな?・・・1部の生徒たちの演奏が次々と進んでいった。皆とても素敵だ。「おつかれさまぁ。」・・・1部最終の生徒発表のあと、楽屋にすっと戻り、司会者をねぎらう。20分の休憩時間に会場のお客さまの数がずいぶん増えた。2部が始まるから、とロビーに足を運ぶと、音大校友会支部の大先輩や大学受験などで長期お休みしていた生徒たちなどが来ていて、次々に挨拶。また演奏を終えた1部の生徒やお母さまに声をかけたり、緊張しているこれからの生徒にエールをかける。
さて2部の演奏が颯爽と始まった。皆ひきしまったいい演奏だ。
最終のレッスンで生徒の皆がこころをこめて楽譜のなかにあるいろいろなことを表現しようとしている姿に、私はほっとしていた。そしてそれは本番でも見事に集中して発揮されていた。私はいつも最後まで気をゆるめることなくナビゲーター役に徹するが、きょうの演奏をまとめ上げたのは皆の力。
そう思うと、本当に胸が熱くなる。
最後の出演者の演奏をあとに楽屋にすっ飛ぶ。先生からのプレゼント演奏タイムだ。私は皆のプログラムにないものをいつも入れることにしているのだが、今回はバッハ:平均律第1巻〜第1番ハ長調「前奏曲とフーガ」とプーランク:ノクターン第1番ハ長調を並べて、私のハ長調のイメージカラーの「白」でまとめた。
当日私は、日頃のレッスン室で聴くのとは違う生徒ひとりひとりのピアノの音の伸びやかさを聴きたく開演からずっと客席で聴くが、終始頭の中には皆の楽譜がうごめいている。楽屋に走り、朝撮りした「終演あいさつ」が回っている間に服を着替え、靴を履き替え、裾に駆けつけるのが精一杯。レッスン時と同じように最後まで皆のピアノに一緒になって集中しているので、ここで自分の世界に入るのは至難の業。恒例化したと言え、いつもどうにかなんないかなぁ、と思う。まぁ、でも何かしらを伝えることができれば幸い。
先週の発表会後のレッスンでは、皆のやわらかい笑顔が印象だった。
生徒たちが私のコンサートに来てくれるといつもコンサート後は自然にいい音になっていることがあるのだが、今回はとくにそれを感じた。私の音色だけではなく「同じ釜の飯」現象で、生徒間のピアノの音色に同調がみられ、これは大したことだと思った次第。
終演後のロビーでは長期お休みしている生徒たちが「今年の水準は高かったですね。」と口を揃えた。私も終盤は、発表会の域を超えタイトル通りの「コンサート」だなと思った。私みたいなのが言うのだから、そこはそれなり。
とてもいい会だった。嬉しく思うし、これからもさらに気もちをしっかりともってレッスンに臨んでゆきたいと思う。
きょうはのんびりした。
そして一年でいちばん好きな青葉の季節、到来!
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