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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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ピアノ工房探訪

投稿日:2021-01-23

寒い毎日が続きますね。

一部の地域には緊急事態宣言も出るなか厳しい日々かと思いますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

ピアノ教室では、皆変わらず元気にレッスンを続けています。

 

コロナ感染対策としては、昨年からと同様、教室に入ったらまず手洗い、生徒用ピアノに座ってもらい、先生はもう一台のピアノでアドバイス。1時間に1回は換気タイムを取り、レッスン後には鍵盤はもちろん、テーブル、使った鉛筆、ドア回りを「水の劇落ちくん」を精製水で薄めた液での消毒を徹底しています。

 

 体調のわるい時や状況が気になるにはオンラインレッスンに切替え、これもやってみると意外にいいということがわかっていただけて、楽しくレッスン出来ています。

 

 

さて私のほうは、この2018年に第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで、たくさんの楽器の音色をいろんな奏者の音で聴いて以来、フォルテピアノから現代のピアノの歴史にあらためて関心を持つようになりました。

 

ピアノという楽器はイタリアのクリストフォリによって発明されてざっと300年ですが、現代ピアノの音のなかに100年前のクラシックピアノ、200年昔のフォルテピアノの音を聴くようになりました。現代ピアノは大ホールにも敵うようにと設計され、大きく響かせることを我々は意識せざるを得ませんが、フォルテピアノの歴史、実際の変遷を音で触れることで耳が鋭敏に変わってきます。

 

 

11月から始まったクリストフォリ堺での<川口成彦フォルテピアノリサイタルシリーズ>でベートーヴェンの初期〜後期までの作品を聴き、たいへん楽しく勉強させていただきました。またつい先日は、アトリエピアノピアで昭和初期に日本で開発されたピアネット、ミニピアノを試弾させていただき、幸せでした。

 

Facebookに感想などを書き込んだものを下記にご案内します。どうぞご一読ください。

 

1/21川口成彦リサイタル・ベートーヴェンシリーズ第3回感想↓ 
 
1/21黒田ゆか「ミニピアノ体験記」↓
    
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3747398915347093&id=100002310641872
(Facebookアカウントのある方はこちらをご覧ください。
 動画もご覧になれます。)

      

 

レパートリーの最大の関心は変わらずショパン、ドビュッシーですが、新たなピアノの音探求で、時代にとらわれないピアノ作品の数々が新たな眼力とともに楽しい再発見の糧となり、実りある日々を過ごせています。

 

コロナ禍にあっても、素晴らしい音楽とともにあることは、ほんとうに有難いことですね。

 

皆さまも音楽とともに、素敵な毎日をお過ごしください。

迎春2021

投稿日:2021-01-07

謹んで 新年のご挨拶を申し上げます

皆さまに 穏やかな深淵が訪れますよう 心よりお祈り申し上げます


     ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪  


昨年12月に行なったzoomによる「X’mas会コンサート」では、小学生〜社会人生徒の皆さんがオンラインで繋がって、ひとりひとり演奏を披露しました。

最初画面に一同が会した時は、皆さん何がどう始まるやらってすこし固まっていましたが、オープニングに私が1曲演奏すると皆にっこりした笑顔になり、終始和やかな雰囲気でとても楽しい90分でした。


私がとくに感動したのは、今回の演奏発表では普段のレッスンで今やっている曲や、最近◯をもらった曲、またレッスンとは関係のない気ままな選曲で皆が演奏したことです。人前で発表するからと言って仕上げレッスンをした訳ではないのに、皆がとても素直に自分の音楽を表現出来ていたこと、これは私の教室に来ている生徒たちがほんとうにこころからピアノが好きで、大切にしているってことだなぁと心が温かくなりました。


また会の最後には社会人生徒OBの某学者さんに、中高生で学校の勉強や部活との両立に悩みを持っている人たちにメッセージのリクエストをしましたら「ピアノが大好きだという思いを大切にしてください!」という素敵なアドバイスをいただきました。

そう!自分がピアノが大好き、音楽が大好き、という思いにもっともっと自信をもってほしいな、と思います。私自身この齢までピアノを続けてきて、つらいと思ったこと、やめようと思ったこと、・・・数限りなくあります。


たいへんな時はしばらく休んだってまったく構わない。私自身遠い昔だけど、ピアノは教えながらも何カ月も自分のピアノから離れた時期だってあります。レッスンは休んでもピアノは弾いてほしい。自分の音楽を見つめてほしい。中高生まで私のもとで勉強してきている生徒なら、自分の語法を持ち始めているはずだから。そうして大人になってからのピアノというのは、ひととしての成長の鏡となります。それは演奏ってコスモロジーに関わることだからね。Cosmologyってちょっと難しい言葉になっちゃったけど、人格、性格、センス、いろんなものに対する思い、つまりは人生観だね、そういったことを映し出すものだから。そこまで持ち続けると音楽は身体の一部になるんだよ。しばらく離れたってそう簡単に抜けてかない。そうして自分の家族、次の世代に音楽の大切さを伝えてほしい。そう思います。

そんな思いもあって、私のピアノ教室では中学生になったらワンレッスン制への切替えができることにしています。ワンレッスン制レッスンでは自分のペースでレッスンを受けられるし、試験期間中はレッスンを入れない等自由にアレンジできます。また休会、退会という概念がありませんので、長期にブランクを置くことも自由です。


    ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪  


さて、私の三が日は美しいもの、美味しいものをモットーに ひたすら滋養強壮に食べ続けておりました。(^^♪

 

昨年よくがんばり切ったに感謝。

どんな辛いことがあってもに感謝。

審美眼鋭い父が 最期まで静かに見守ってくれたに感謝。

そして、いつだって自分を前に向かせてくれるに感謝。


    ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪  


皆さまにとりまして 素晴らしい2021年になりますよう。

 

本年も どうぞよろしくお願いいたします。


  

8月10日<門下生コンサート2020>にむけて

投稿日:2020-07-24

皆さま、お久しぶりです。

あっという間に今年も7月、学校も夏休みに入りました。

ほんとうに今年という年はこれまでになく、いろいろなことに対応してゆくべく時間と精神力の要る年になりそうです。

 

2月後半には<コロナ>というインフルエンザのことが言われるようになり、総理大臣からの自粛要請のニュースが入り、3月頭に2週レッスンをお休みしました。しかしそれはほんの序の口、そこで2回の休講を取ってしまった私は、3月後半になって入院中の父のことや(結果オーライではありましたが)自分の検査入院などがありてんわやんわ、休講取らなければよかったと何度思ったことか。・・・でも似たような思いをされたお教室の先生方もたいへん多かったと思います。

3月の段階でコロナという感染症に危惧を示し、気管支系や肺に疾患を持った生徒さんたち数名がそそっと辞めていかれました。意外にも持病の方がいるものなのだと、あらためて普通に健康でいられることを有難く思った次第です。

 

そうして3月の連休を経て感染者が拡大、ステイホームが叫ばれる中、当教室でもオンラインレッスンを導入することになりました。

4月半ばから切り替えました。マスクをして2m離れるとなると、とくに顔や仕草からもたくさんのメッセージを嗅ぎとらざるを得ないまだ幼少のこどもたちには、オンラインのほうが先生の顔をきちんと見れるし、安心感を与えられると判断したからです。でもタイムラグは起こるし、日によって通信状況のわるい日もあり、普段からインターネットにあまり関わる暇もないような方々や、ネットが得意でない年代の方々にはたいへんだったと思います。オンラインレッスンを快く思われない方もいたと思います。

それでも、こうしてこの時期だからこそ、ピアノを続けていられることの意義をもういちど感じてもらいたいと、私も決してパソコンを見続けているのが得意ではないのですが、眼がしょぼしょぼになりながらもがんばりました。

 

ひと月強のあいだ、ジュニアコースの生徒たちはオンラインレッスンで見事にがんばりました。オンラインでは先生の注意が書き入れられないし、いつもならレッスンノートに毎回の注意、次回レッスンにむけての練習法を書き入れてもらえるのにそれがないので、自主的にピアノの前に鉛筆を用意して書き込む姿が見られました。レッスンの終わりには「何か質問は?弾きにくくて困ってるところはない?」と聞くと、具体的に質問が出るようになりました。凄いことです!対面ではなかなか聞きにくいことも、オンラインでは聞きやすいというメリットもあるようです。またビデオやzoomなどの画面を通してのレッスンだと、手もとがクローズアップされるので、指の形、それも「5の指のここ、おや指のこういったところにテンションがあるから◯◯◯のような手の運動や遊びのなかで工夫してよくしていこうね。あとで先生の手もとの画像をラインで送るからよく見てね。」などといった指示が出せ、私が送る演奏画像を何度も繰り返し聴けるという効用もあったようです。


生徒側もレッスンの事前に練習した演奏をビデオに撮って送るため、一応間違えないように弾こうと集中するので、いい経験になったようです。

6月に入り、緊急事態宣言が解除された段階で、有志生徒は対面でのレッスンに戻りましたが、小学生生徒たちの集中度、真剣さが以前より増したことはコロナ禍の思わぬ拾い物かもしれません。

また、対面レッスンに戻っても体調が悪い時はビデオレッスンもできますし、事情でレッスンになかなか通えないときにも使えるという新たな効用もあります。

5月に入っては、社会人の生徒さんの退会が目立ちました。こちらはコロナ禍においての収入減、生活サイクルの転換を求められた結果であり、とても心苦しいものでした。彼女たちにとって、これまで教えたことの奥義を深めるよき時間となることを願ってやみません。

 

コロナの影響で皆がそれぞれに変化を求められている時代ですが、今こうしてピアノレッスンを受け続けていられる、ステイホームのなかでピアノを奏でることができている幸せというものをこんなにも深く感じる時はあったでしょうか。

そうして私たちは8月10日に<ピアノ教室コンセール・イグレック門下生コンサート2020>を行ないます。

春先の段階では、時期的にはコロナがいったん収まっていたとしても準備が間に合わないのではないか、皆の練習の足並みが揃うかどうかが一番の悩みどころで、さっさと断念してしまうことは簡単でしたが、様子見に様子見を重ね、また時にはコロナに押しつぶされそうになる生徒たちを注意深く見守りながら、ここまで漕ぎ着けてきました。

 

名古屋市緑文化小劇場にて、1部12時開演、2部13:30頃開演、集合写真撮影のあと休憩をはさみ、15:20位から私のソロのプレゼント演奏と、副科ピアノとして教室でレッスンを受けたOGで、愛知県立芸大声楽科を卒業の後ハンブルクでの留学から戻ったばかりのソプラノ歌手さんとミニコンサートがあります。

入場無料で、マスク着用など感染対策とソーシャルディスタンスを守っていただければ、教室外の方々でもお聴きになれます。

 

詳細はこちらをご覧ください。

https://www.musicliaison.com/concert-y/event_detail/s/655/

 

今は、ただただ無事に出演者全員でこの日が迎えられますように。

そうして笑顔で音楽の力を感じ入れるひとときが持てることを夢に想い、がんばります。

 

皆さまもお身体に気をつけて、お過ごしください。

 

 

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